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昨日、一昨日と2回にわたって書いてきた「仕事のペースをつくる」シリーズの3回目にして最終回。

仕事のペースをつくる(1): 中断をなくす
仕事のペースをつくる(2): 計測する

あまりゴチャゴチャしていても実践できないので、これくらいがちょうど良いでしょう。

その3回目は「休息する」ということ。

これは仕事を終えてきちんと十分な睡眠を取るということも含んでいるし、仕事中にも「疲れたら休む」という当たり前のことをできるようになるといいねということ。

仕事は成果のためにやる

こんなことを書くと、「仕事を終えてきちんと休むっていうのはわかるけど、仕事中に休むなんてダメだろ」と思う人もいるかもしれない。

そんなことを考えるきっかけになるネタをQuoraで見つけた。

この回答が当たり前といえば当たり前なんだけど、実に的を射ている。

そもそも対処していません。 まず前提として知っておいてほしい事があります。多くのトップレベルの会社(特にテックカンパニー)は従業員がどのように会社で過ごしているか細かく管理していません。結果が全てだからです。
私達がたまにするように、ある従業員がサボっていた。そうなったら、またどこかでその分の埋め合わせをしなければならないだけです。近代の勤務環境は24時間稼働です。どのくらい仕事や自由な事に時間を割り当てるかは従業員の自由です。これは、まさにワークライフバランスの事です。

そして、これはトップレベルのテックカンパニーだけで通用することじゃなく、本来は、どんな会社であっても、こうあるべきなのだ。つまり、この回答にあるように「結果(成果)がすべて」であるべき。

サボるのではなく休息する

同じ成果が出るのであれば、そのためにかける時間はなるべく少ない方が良い。

ただし、無理に短時間で済まそうと思って、休憩も取らずに仕事を続けていると、必ず疲れる。疲れてくれば集中力も落ち、同じ時間をかけても、できる仕事の量や質は確実に落ちてくる。

だから、たとえ勤務時間中であっても、きちんと休息した方が良い。ついつい無理をしてしまう人は、時間を区切って機械的にでも良いから、休息のための時間を取る。

そして、休息をすると決めたら、きちんと休む。

ついつい陥ってしまうのは、サボることと休息することの勘違い。

サボることは、本来仕事をやるべきときに、仕事とは無関係のことやってしまっていること。

一方、ここで言っている休息するというのは「仕事の効率を高く保つために、一時的に頭や身体を休ませる」こと。つまり、休息するということは仕事のためにやっていることになる。

だから、休息すると決めたら、なんとなく仕事を中断して、なんとなくYouTubeやTwitterを眺めるのではなく、疲れた状態を少しでも回復するために必要なことに時間を費やすべきだ。

もちろん難しいことだけれど

今回、紹介した3つの話しの中では、自分で徹底しきれていないのが、実はこの「休息する」だ。

この前に紹介した他の2つは、自分にとって当たり前のことになっているけど、この「休息する」は、いまでもついつい疲れているのに無理をして、不必要に長い時間仕事をしてしまったりすることがある。

ただ、20代、30代の頃と違って、明らかにそのやり方では長続きしないことがわかってきた。残念ながら。

それに、ここ数年で、仕事でつながりのある、自分と年齢の近い人が何人か過労で亡くなってしまったことも関係しているのかもしれない。

いろんな不安を感じる時期だけれど、自分のペースで仕事をし、生活をするために、必要な休息をとりながら、少しでも穏やかに過ごしていきたい。

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Photo by Robert V. Ruggiero on Unsplash


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