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日中夫婦、我が家の奇妙なコロコロコミック的言語習慣

今日は短めのしょうもない話です。

最近フォロー・購読してくれた人も多いので改めて書いておきますと、僕の配偶者、つまり嫁は中国人です。結婚してもう5、6年くらいになります。

よく聞かれるのが、家庭内では何語を使ってコミュニケーションしているのかということです。国際結婚の夫婦でそれぞれ違うのでしょうが、我が家に関しては基本的に中国語を使っています。

いちおう嫁は日本語を扱うことができ、YouTubeで日本語のコンテンツを問題なく見られる程度のレベルではあります。しかし、自分で話すとなると少し時間がかかってしまうので、中国語中心で話すうちにこういう形になりました(僕の中国語だってたいしたレベルではないのですが)。

ただ全部が中国語というわけでもなく、単語レベルで日本語が混じる場合もあります。僕が日本語を思い出せなかったり、発音を間違って覚えていて通じなかった場合など、その単語の部分だけ日本語に置き換えて伝えたりすることもあります。

たとえば僕が「スパゲッティ」の中国語を思い出せなかったとしたら、「今天吃スパゲティ吧」(今日はスパゲティを食べよう)などと言えば、それで嫁には通じます。割と便利だなと思ったりもします(ちなみに「スパゲティ」の中国語は「意大利面yi da li mian」です)。

またそのほかにも、なぜかはわかりませんが「この単語は日本語で言う」というコンセンサスが自然とできてしまっている単語もあります。たとえば「スマホ」(手机shou ji)や「バナナ」(香蕉xiang jiao)などは、中国語よりも日本語で言うことの方が多くなっています。

そんなわけで我が家では「你带了スマホ吗?」(スマホは持ったの?)とか「要不要吃バナナ?」(バナナ食べる?)などと、日本語と中国語がごちゃまぜになった独自言語が飛び交うことになります。

どんな単語が日本語になるかにはあまり法則性のようなものはなく、日常に数多く登場しやすい単語と、嫁が響きを気に入った単語が置き換えられていることが多いのかな、という感じです。

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……すいません、少し嘘をつきました。

法則性がないと言ったばかりですが、実は圧倒的に日本語に置き換えられやすいジャンルの言葉があることに、僕は気づいています。それは、

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