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ネットがなくても、中国の家までなんとかたどりつけた話

昨日お伝えしたとおり、こっそり日本から香港経由で中国に帰ってきました。

今日はその帰り着いた日、スマホの電波がなくてもなんとか家に帰ることができたという話と同時に、普段自分がいかにスマホに頼り切って生活しているのかを自覚させられたという話を書いてみたいと思います。

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香港空港に降り立ち、イミグレーションと荷物の受け取りを終えて自由に行動できるようになったとき、時刻はすでに現地時間で19時をまわっていました。飛行機は17時過ぎに着いていたのですが、イミグレーションに山ほど人がいたのと、預け入れ荷物が全然コンベアから出てこなかったので、えらく時間がかかりました。

ここで少し困ったのが、この時間ではもともと乗るのを予定していた中国大陸のほうに直通で抜けていく高速鉄道の終電(20時ごろ香港発)に間に合わないということです。ギリギリ走れば間に合うかもしれませんが、少しでも遅れが生じるとチケットが無駄になってしまいます。

チケットの買い損を嫌った僕は、別のルートで中国大陸・広東省の東莞Dong  guan市に帰ることにしました。とりあえず空港のバスターミナルから、上水という中国大陸とのイミグレーションにほど近い駅を目指します。

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バスは順調に目的の駅につき、そこから地下鉄に乗って大陸側へのイミグレーションに赴きます。やたらに厳しい入国審査(僕の前に5人くらいしか並んでいなかったのに、僕の番まで30分くらいかかった)を抜けると、そこはすでに中国側・広東省の大都市である深圳Shen zhen市の鉄道駅です。

さあここから電車に乗って東莞に帰るぞ、と思いながらスマホを開き、チケットを買おうとしたその時、僕は自分のやらかしに気がつきました。

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