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フォロワーさんの訪問で、中国の物価上昇を改めて自覚するの巻

先日、中国に来たとあるフォロワーさんに、深圳市まで会いに行ってきました。

そのフォロワーさんは過去にも中国に何度も訪れたことがあるらしいのですが、今回は久しぶりの中国旅行だったそうです。コロナがあったうえに、いまは日本人のノービザ措置が中止になり、中国への渡航のハードルは上がるばかりですから、無理もありません。

そんなフォロワーさんが数年ぶりに中国に来て驚いたのは、物価の上昇だそうです。前はなんでも安かったのに、いま来てみたら円安もあいまってなんでも高く感じる、といいます。

そのフォロワーさんと一緒に周ったのは、華強北という世界でも有数の電子街です。そこは出自の怪しいものも含めて、さまざまなデジタルガジェットが所狭しと売られている場所です。僕も数年前に訪れたことがあり、久々の訪問だったのですが、たしかにいろんなものが高く感じました。

個人的には、せいぜい10〜50元くらいのちょっとしたデジタル小物や、脱力系おもしろグッズ(変な日本語が書かれたものとか、版権的に絶対NGな商品、派手に光るおもちゃなど)などを大量に買う場所、というイメージを華強北に持っていました。昔はいまほど円安ではなかったので、日本円だと200円、頑張っても1,000円は超えないという程度でした。

しかし、いまはその相場が20元〜100元くらいにまで上がっていました。いまは1元=20円なので、だいたい400円から、下手をすれば2,000円にまで届こうという価格帯です。気軽に手を出すにはハードルが高くなってしまったといえるでしょう。

「ペーパーライ フイ ルム」

たとえば写真のような、とっても味のある日本語が書かれたiPad用の保護フィルムがあったのですが、そのお値段は35元でした。日本円だと700円くらいです。怪しい日本語の蒐集家としてはとても心惹かれたのですが、どうせ使う予定のないもの(家にiPadはあるけど、もうフィルムは貼ってあるし)に700円出すのもどうかと思い、泣く泣く断念しました。

そのほか、フォロワーさんと2人で中国式の回転寿司屋に入ってみようかという話になったのですが、一皿の値段が24元とかだったのにビビり散らかし、2人してスゴスゴと店を出て行ったりもしました。10皿も食べれば、軽々と5,000円を超えてしまいます。体験としては面白いかもしれないけど、味はそこまででもないだろう中国の寿司に、そんなには出せないという結論です。

僕はずっと中国にいるし、ここ最近はデフレ傾向で物価の上昇率自体は落ち着いていたので麻痺している部分があったかもしれません。

でも、数年ぶりに中国に来たフォロワーさんと一緒に行動したおかげで、ああやっぱり中国の物価って上がったし、円安も来るところまで来たよなあ、と再認識しました。

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こうした体験を経て、改めて身の回りを見直してみると、もう中国での生活費はほとんど日本と変わりません。

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