旅慣れぬ人を笑うな、初心を忘れるな
先日、X(Twitter)でとある投稿がバズっていました。
その投稿自体をここに晒すのはちょっと気が引けるので、そこで引用されていた元ニュースの記事を貼っておきます。
取り上げられていたのはこの部分です。
つまり円安の現在、少しでも現地の旅費を浮かせようと大量の飲用水を買い込んでから飛行機に乗ろうとしたところ、荷物が重量オーバーで余計にお金がかかってしまいました、という話です。
まあこれが、X(Twitter)では散々な叩かれようだったわけです。
いわく「そんなことにも気づかないのにハワイに行こうとするな」「ケチるの下手じゃない?」「諦めて水を捨てることも思いつかないの?」「そもそも水はハワイでもそんなに高くないし無意味」「旅慣れてなさすぎでしょ」などなど。
こういうの正直、どうかと思うんですね。
すでにX(Twitter)上でも、「これを叩いてる奴と若くして新婚で仲良くハワイに行く人、どっちが幸福か考えてみろ」という方向の、いかにもX(Twitter)民に効きそうな方向のイヤミがありましたが、僕が思ったのはそういうのとはちょっと違います。
というのも、この夫婦を馬鹿にできるほど最初から旅慣れしていたり、何かをケチろうとして余計に費用がかかった、みたいな経験をせずに生きてこられた人が、いったいどれだけいるんだろう? と思ったんですね。
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