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アニメ好き中国人の話に、(とっくに)ついていけなくなりました

今日はちょっと忙しくててんやわんやになってるので、短めのなんでもない話です。

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最近、というか実は結構前からなのですが、こちらで日本語を学んでいたりなんかする日本好きの中国人の話についていけなくなっています。

というのも、日本に興味を持つ中国人はその入り口として日本のアニメがとっかかりになっていることがほとんど(体感では9割ぐらい)なのですが、以前はその時に挙げられる「アニメ」の作品ってそんなに幅がなかったような気がするんですね。

たとえばこちらで知り合う「日本のアニメが好きです!」という元気の良い日本語学習者に、「じゃあどんな作品が好き?」と聞くと、年齢層が上の人なら「聖闘士星矢」や「SLAM DUNK」(中国語では「灌篮高手guan lan gao shou」)、あとは若い世代では「ONE PIECE」(海贼王hai zei wang)や「NARUTO」(火影忍者huo ying ren zhe)あたりの超メジャー作品が答えとして返ってくることがほとんどだったように思います。

僕は一般的なオタク寄り男性なので、これらのメジャー作品に関しては一通りの知識を有しています。中国に来たばかりの時に中国語の名前を調べたりもしたので、大体の主要登場人物くらいは中国語で言えたりもします。なので、彼らに話を合わせながら会話を進めて、わりとすぐに仲良くなることができていました。

それが近年では、彼らの挙げる作品がどんどん多様化・細分化していて、僕のような過去の遺産にすがってなんとなく知ったかぶりをする程度のオールド・オタクでは、もう話を合わせられなくなってきているんですね。

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