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日中夫婦が「金持ち父さん」から学んだことの違い

突然ですが、中国人の嫁がロバート・キヨサキの著書「金持ち父さん 貧乏父さん」を読み、ハマってしまいました。知らなかったんですが、この本は中国でもけっこう人気のようです。

あまりにハマった嫁は、この書籍で紹介されている、お金や資産運用について学べるボードゲームを買ってきました。「キャッシュフローゲーム」とよばれるものの中国語版です(上のリンクは日本語版ですが)。そもそも「金持ち父さん」はこのゲームを売るために書かれたと言う説もあり、嫁はまことにただしいハマり方をしているようです。

このゲームは日本ではマルチ商法の勧誘に使われる定番となっているようですが、ゲーム自体はやりごたえがありますし、それはそれで勉強になります。わが夫婦には2人でできる趣味があまりないので重宝しており、休みのたびに遊んでいます。ゲームの結果は勝ったり負けたりです。

何度もゲームをやっていると、僕と嫁の戦略の違いが見えてきて面白かったので、今日はそれについて書いてみたいと思います。

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「キャッシュフローゲーム」の目的はお金を増やして夢を叶えるというもので、人生ゲームやモノポリーに似たルールですが、特徴的なのは投資が戦略上で非常に重要だと言うことです。

ゲームは2段階に分かれており、勝つためにはまず第1段階の「ラット・レース」(働いても働いても、一向に資産が貯まらない状態のこと)を抜ける必要があります。そのためには投資などによる不労所得が、毎月の総支出の金額(最初に設定する職業によって異なる)を超えるようにしなければなりません。

要は、何も考えずに給料を稼いでいるだけではいつまでも「ラット・レース」から抜け出せないよ、という、書籍と同じことを言っているわけです。

で、ゲーム内ではその「不労所得>支出」を目指していろいろな工夫をするのですが、そこで取ろうとする戦略が僕と嫁でけっこう違うんですね。

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