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ミームとして消費される「友好」と、「老害」を目指す僕

北京オリンピックが閉会しました。

僕はスポーツに盛り上がれない側の人間なので試合内容などは追いかけていませんでしたが、盛り上がったのならよかったんじゃないでしょうか。

そんな「オリンピックに乗れない」勢の僕のところにも、期間中は中国で絶大な人気を集めている羽生結弦選手のニュースが連日届きました。

そのなかでも個人的に目についたのは、羽生選手の存在に日中関係の改善や雪解けのきっかけを託そうとするものでした。

これについて、思うところを書いておきたいと思います。

もうそろそろ、その空虚さに気づこう

僕は、この手の「〇〇(個人名だったりコンテンツだったり)が日中友好のきっかけになるかもしれない」という物言いが、正直に言って嫌いです。

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