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中国外交部長の消失。さまざまな想像とともに

いま中国関係でもっとも大きなニュースといえば、外交部長(日本でいう外務大臣)であった秦剛氏が解任された件でしょう。

氏は先月末あたりから、公の場に姿を見せなくなっていました。最初は「健康上の問題」という説明がなされていましたが、その後あまりにも不在が長引き、これはさすがにおかしいのではないかということで、世間の注目を集めていました。

そしていまになり、突然の退任が発表されました。理由は特に説明されていません。後任を務めるのは、前外交部長でもある王毅氏ということになりました。

去年の全人代で外交部長に任命されたばかりで、まだ就任から半年しか経っていない状況での解任に、さまざまな憶測が飛び交っています。

原因として取り沙汰されているのは、女性スキャンダルです。氏は香港の女性キャスターと不倫しており、その間に私生児をもうけていた(女性側が子どもの写真とともに、氏との「匂わせ」のようにもとれる投稿をしていた)などという噂が立ちました。この件を調査され、解任に至ったという話です。

はたまた、政治闘争の噂も立てられています。秦剛氏は前任者の王毅氏と折り合いが悪く、政治的な工作によって外交部長の座から引きずりおろされたのだ、という話も出ています。

ただし、これらの噂は状況からの推測ばかりで、確たる証拠といえるものはほとんど出てきていません。

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以下、個人的な所感を述べます。

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