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日中夫婦の「手洗いか、洗濯機か」紛争の解決に向けて

日中夫婦(+義母)で子育てをしながら、夫婦間の文化の違いが次々と顕在化するなかで、ひときわ大きな問題があります。

それは、「手洗いか、洗濯機か」問題です。

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子どもができたので、もちろん洗い物も増えます。特に僕の住んでいる広東省は高温多湿なので、汗をかいた子どもの服をしょっちゅう換えています。ついでに言えば義母も一緒に住んでいるので、そのぶんも洗濯物があります。

当然、洗濯機の稼働率も上がる……と思いきや、むしろ洗濯機は以前に比べて動いていません。なぜでしょう。

答えは、嫁ならびに義母があらゆる場面で洗濯機を使いたがらず、手洗いをしようとするからです。

もともと中国には、世代・地域などによって強弱はあれど、「パンツを洗濯機で洗うべきではない」という規範が存在しています。うちの家庭でもパンツは洗濯機に入れずに手洗いしているのですが、どうやら子どもに使うもの(服の他にも、体を拭くタオルなど)も洗濯機に入れるのはNGだという意識があるらしく、子どものものは手洗いしています。

またそうでなくとも、義母は嫁以上の手洗い原理主義者らしく、まとまった量の洗濯物でもない限りは洗濯機を使いません。「僕のものは自分で洗濯機で洗うからいいですよ」と言って別に置いてあっても、ちょっと時間が空くと「ついでだから」と手洗いしてしまいます。昔の人らしいおせっかいです。

で、もちろん僕はこうした現状がイヤなわけですね。

なぜここまで洗濯機を毛嫌いするのか理解できないし、手洗いしたものって脱水が中途半端になるので、生乾きっぽくなってイヤです。服の劣化も早いですし。

なにより、いまは義母がいるから手が足りているものの、今後いない状態になった時に同じことをやってられるはずがありません。一刻も早く、洗濯の効率化をしなければなりません。

なぜ洗濯機がイヤなのか

と、いうわけで話し合いです。嫁になぜ子どものもの(ならびにパンツ)を洗濯機で洗うのがNGなのかを確認すると、だいたいこういう理由でした。

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