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日本の水際対策強化に、チケットを吹き飛ばされた中国在住者が思っていること

去年末、中国が入国隔離を1月8日から撤廃するという発表を受けて、日本は水際対策の強化を発表しました。

外務省海外安全ホームページによると、措置は大きく分けて2つ。

①中国(香港・マカオを除く)に渡航歴(7日以内)のある全ての入国者に入国時検査を実施すること

②中国と日本の間の直行旅客便の到着空港を成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港の4空港に限定し、増便を行わないよう航空会社に要請すること(香港・マカオに関しては7日以内に大陸への滞在歴がなければ他のいくつかの空港でも可)

ただ現実の運用はこれよりも厳しく行われているらしく、日本と中国(香港・マカオを含む)の間の便が日系航空会社のものを中心に、大幅に減便されています。直行便はほとんど飛んでいません。

この影響で、香港から日本に来ていた旅行客の飛行機がなくなり、置き去りにされるなどしているらしいです。

実は僕も、おもいっきりこの煽りを受けました。中国の隔離撤廃を受け、値段が上がる前に確保しておこうと思って購入した某航空会社の香港発のチケットが「日本政府の要請により」フライトごと消滅してしまいました。

そのほかの便も探していますが、まともに乗れる便はなさそうです。つまり、いま僕は日本に帰る現実的な手段がほぼ断たれてしまいました。

こんなふうに、当地の旅行客や在中邦人にとっては影響の大きい水際対策の強化なわけですが、これについてはまあ、いろいろ言いたいことがあります。

というわけで以下に書き殴っていきます。

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