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家で美味いラーメンを作り、食べる その2

前回のその1で僕が掲げたテーマは「味・コスト・手間・時間・調理技術・食材の入手困難度などを考慮した上での家で作り、食べるラーメンの最適解を見つける」ということだ。

そのためにはまずラーメンの構成要素を考える必要がある。ラーメンの構成要素は麺・スープ・具の3つである。このうち麺はなかなか自作は難しい。そもそも専門店でも麺については自前で作ってはおらず、製麺所にオーダーしていることが多いのだ。次にスープ。過去、独身時代に豚骨や鶏ガラからスープを取る作業はしたことはあるが、なかなか大変なことだった。まず、一般的なスーパーでは豚骨なんてなかなか売ってはいない。やっとこさ手に入れても、金づちで骨を割って、血を洗い流して、下ゆでして、1回ゆで汁を全部捨てて、香味野菜と一緒にじっくり煮込んでいく・・・。一般家庭の台所ではその大半を占拠して行うような作業で、しかもほぼ1日がかりだ。これはちょっとやりたくない。最後に具。具は色々バリエーションがあるが、一般的なものではチャーシュー、味付け玉子、メンマなどだろうか。うん、これなら家で楽に作れる。チャーシュー、味玉は余裕。メンマは作ったことはないがなんとかなりそうな気がするぞ。

ちょっと待て、ラーメンの3つの構成要素のうち具しか解決していないぞ。麺とスープはどうする??

麺については粉から打つのは難しいので、市販のもので美味いものを見つけるしかないだろう。スープは市販のものをアレンジするのはアリかもしれない。鍋料理に使ったりする鶏ガラスープはパウチで売っていたりするので、それに家で鰹節・煮干し・昆布から出汁をとって合わせたらいい感じになりそうなどと夢想していたのだが、ここで最高の解決策を思いついた。

麺もスープも冷凍食品にしてしまえ!

セブンイレブンで売られている冷凍の“とみ田のつけ麺”をご存知だろうか。美味い冷凍食品としてメディアでも取り上げられている商品。これがすこぶる美味いのだ。とみ田というのは松戸にある超人気ラーメン店、特につけ麺は大つけ麺博日本一決定戦で1位にもなっている。その店のつけ麺をセブンイレブンが冷凍食品化したものだ。

過去に一度食べたことがあるが、冷凍とは思えないほどモチっとして小麦の香りがしっかりと感じられる麺。ドロっと濃厚な魚介豚骨スープも店で食べるのと負けないレベルであった。

ただし、この商品に入っているのは麺とスープと1切れのチャーシューのみ。そこで、今回はこの日本一のつけ麺を再現した冷凍食品に全力で作った具を合わせて家で簡単に作って食べられるラーメン(つけ麺)を作ることにした。

さぁ、これで方向性は定まった。そして、その2はこれでおしまい。まだ、調理もスタートしていないぞ。

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