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子供たちに正論で攻められた話

娘が今年度、学校で「2分の1成人式」をやる。
息子がまだ小学校1年生のときに、上の子がいるママの口から「2分の1成人式」という単語を初めてきいて、「2分の1成人式」ってなんだよwww
って思っていた。
今でも違和感あるけど、生後6カ月の子を「ハーフバースデー」とかいって、写真館で写真を撮ったりする風習も出てきたりしてるから、そういうのの仲間なのかな? と思う。
ちなみに「ハーフバースデー」は、息子のときも娘のときにも聞いたことがなかった。娘のもうちょっと下の世代から「ハーフバースデー」って始まったんじゃないかな? 私が知らなかっただけか。

「2分の1成人式」って、要するに、10歳になるからこれまでを振り返って、この先の10年について考えましょうというようなことを授業でやりましょうということ。
名前の由来、子供のころどんな様子だったか、将来の夢、そんなことをまとめたりする。
娘は、2年生のときにすでに同じようなことをやったのに、またやるのかな?
息子は、将来の夢を発表するときに「プロのテニス選手!」とか言ってた。テニス、一度も習ったことないのに。「いや、それはないだろっ!!」と母は心の中でつっこんだよ。

娘も将来の夢とか職業について考えなくてはいけなくなったのだけど、娘が考えたのが「トレーシングペーパーで絵をうつす仕事」。
え……それは……どうなのかな?
そんな仕事思いつかないし、それって他の人に伝わらないんじゃないかと思った。
なので、「じゃあさ、ぬいぐるみ病院の経営者とかいいんじゃない?」と、わりと本気で提案してみた。
自分でぬいぐるみを直せなくても、腕のいい職人さんたちを集めて、ぬいぐるみを直してあげたり、自分でデザインしたぬいぐるみを販売したり、ぬいぐるみ大好きな娘にはぴったりな仕事だと思った私は、「なんて素晴らしいアイディア!!」と思っていた。

数日後、また娘の将来の夢の話になったので、
「○子ちゃんは、ぬいぐるみ病院の経営者になるんだよね!」と言ったら、
「それはお母さんんが言ってるんでしょ?」と小4の娘に言われてしまった。確かに。
「でもさ、ぬいぐるみ病院、すごい儲かりそうじゃない!?」と言ったら、それを聞いた中1の息子が
「お金を稼ぐことばかり考えてたら、心が入らないよ!」と言われてしまった。

ぐぬぬ……
子供たちふたりから正論で攻められて、悔しい反面、母よりもしっかり育ってくれてて頼もしく感じたのだった。
でも、私もぬいぐるみ大好きだから、ぬいぐるみ病院の経営、やってほしいなー(まだ言ってる)


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