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刺繍ミシンを買おうか悩んでる方へ⑤

さてさて 職業用ミシンは大きくて高い。一般人が趣味で買うモデルじゃないと思われてる方も多くいらっしゃるとおもいますが、実際使ってみた感想を書いていきます。

■値段が高い理由

業務用だからでしょ?って言われちゃいそうですがその通りです。
では何故業務用だと高いのか?ちゃんと意味が分かると逆に魅力になるかもしれません。
オールマイティな家庭用刺繍ミシンのが高くて当たり前だとおもいますよね?だって職業用ミシンは刺繍しか出来ないんだから。
なのに何故職業用ミシンのが高いのか?
それはそもそものコンセプトが違うからです。家庭用刺繍ミシンは誰でも使える万能タイプがセールスポイントであるのに対して、職業用ミシンは24時間フル稼働を念頭に置いています。要するに耐久性と安定性です。
もう扱いが工場の機械なんです。ミシンの部品一つ一つが家庭用とは全く別物で、金属パーツなんか分厚くて頑丈です。そんな部品で構成されたら当たり前ですが本体は大きくなり、重量も増えます。職業用ミシンが大きく重い理由がこれです。
見方を変えると丈夫で壊れにくいってことでもあります。高額商品が丈夫で壊れにくいって結構重要じゃないですか?
家庭用刺繍ミシンでも20万円以上、中には80万円近いのもあります。それでも基本は家庭用。耐久性とか考えると場合によっては職業用ミシンを選ぶのもいい気がしてしまいます。

■意外だった大きさ

職業用ミシンの購入をためらった方の意見で多かったのがその大きさです。
確かに大きいです。通常のミシンより奥行きと高さがあります。
うちの場合、高さと奥行きが倍くらいになりました。
しかし、ここであることに気が付きました。以前innovisを載せていた作業台はもう必要ないので片付け、彩用の専用台を代わりに設置。結果、部屋が広くなりました(笑) 何故でしょう?
家庭用刺繍ミシンの説明でも触れましたが、ミシン本体に刺繍機を取り付け、可動範囲のスペースを確保すると幅は彩より必要なんです。奥行きも彩と変わらず。高さだけが彩の方がある状態です。
つまり、家庭用ミシンを据え置きにする場合、彩の方がコンパクトに収まるんです(驚)
もちろんミシンにもよりますが、職業用ミシンは構造上、刺繍枠の可動範囲がそれほど大きくないので本体分のスペースが確保出来るなら十分設置できます。
さすがに持ち上げるのは大変ですが、専用台はキャスターが付いているのでじつは移動可能だったりします。

メーカーやモデルにもよりますけど、家庭で使える範囲のモデルであれば職業用ミシンもかなり魅力的なモデルだと思いますよ。
TAJIMAの彩は音も静かでコンパクト、じつはあまり知られていないのですが、かなり細い糸が存在し、それを使用することが出来ます。無骨な見た目ですが相当繊細な作業をこなします。

更にお話続きます。


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