人生を変える7つの習慣
習慣① 主体的であること
人格は、状況や条件付けによって決定されます。
遺伝子や育ち、子供時代の体験によって、生活環境の中にいる誰か・何かによって要因は様々です。
これを刺激/反応理論と言い、
人は何らかの刺激によって「人格」が決まるという考え方です。
私達は「想像、良心、意思、自覚」という重要な能力によって、自分に与える影響を「選択」することができます。
私達の行動は、すべて自分自身の決定と選択の結果です。
ここで言う「主体的」とは自分で選んだ人生の責任を引き受けることを言います。
習慣② 人生の終わりから逆算する
人生におけるすべての行動を測る基準とするために、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭において今日を始めましょう!
自分が目指すもの、大切にしたいものを頭の中に植え付け、そのイメージどおりになるように日々生活していれば、人生が望まない方向に進んでいってしまうことを防げます。
この習慣を身につけるには
①どのような人間になりたいのか、
②何をしたいのか、
③それらの土台となる価値観と原則、を決める必要があります。
習慣③ 最優先事項を優先する
優先すべきことを優先して行うことが重要です。
まず、物事を重要度(高・低)と緊急度(高・低)に分ける。
その中で、「重要度が高く、緊急度が低い」事象をいかに行うかが最も重要です。
何をするかと同様に、何をしないかを考えることも重要となります。
習慣④ Win-Winを考える
Win-Winとは、すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方のことを言います。
そのためには次の5つが必要です。
①人格・・・「すべての人が満足することができる」という発想
②人間関係・・・相互の「信頼関係」を積み重ねて築き上げるもの
③協定・・・相互に期待することを明確にすること
④システム・・・Win-Winの行動が評価される仕組みであること
⑤プロセス・・・過程(プロセス)からお互いがwin-winの関係であること
習慣⑤ まず理解に徹し、そして理解される
私達は自分の過去の経験を相手の話に重ね合わせてしまいます。
私たちは、つい人の話を聞きながら、同意したり反対したり、自分の視点から質問したり、助言したりしがちです。
それだと、相手は理解されたと感じられなくなってしまい、結果として自分のことが相手に理解されることもありません。
→これは親子の会話によく見られる傾向です。
話の聞き方のレベルで、最高レベルのスキルは、
「共感による傾聴」です。
これは、相手を理解しようと聴き、相手の身になって聴くことを言います。
それではこの「共感による傾聴」を身につけるためにはどうすればよいでしょう?次の4つが必要です。
①「相手の言葉をそのまま繰り返す」
②「相手の言葉を自分の言葉に置き換える」
③「相手の気持ちを言葉にする」
④「相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にする」
習慣⑥ シナジーを創り出す
シナジーとは、全体の合計が個々の部分の合計よりも大きくなることです。
シナジーは、
①高い「信頼残高」
②Win-Winを考える姿勢
③まず相手を理解しようとする努力
これらが組み合わさり、シナジーを創り出す理想的な環境ができあがります。
互いの違いを尊重することがシナジーの本質です。
お互いが自立することで他者を「知的・感情的・心理的」に違う存在として尊重できるようになります。
習慣⑦ 日々のレベル上げ
これは「あなた自身」の価値を維持し高めていくための習慣のことです。
これは4つの観点で見ることができ、
①肉体的側面・・・自分の身体を大切にすること。
例:食事、十分な休養、定期的な運動など
②精神的側面・・・自分の核であり、価値観を守り抜こうとする意志
これは非常に個人的で、人により異なります。
例:聖書、祈り、瞑想、文学、音楽、自然など
③知的側面・・・継続的に学び、知性を磨く努力をすること
例:読書、会話、セミナーなど
④社会・情緒的側面・・・毎日の他者とのコミュニケーション
参考資料:
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)
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