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ポジション・意図・方向性

ポジションの確立

何か商品・サービスを購入する際、人々はあなたの会社を「市場でどの位置にいるか」という視点で見ます。

製品/サービスを買う顧客は、あなたの会社のそれが競合企業とどのような差別化を図っているのかを知ろうとします。

Amazonでモノを買う時は同じような商品で少しでも安いものを探したりした経験は誰でもあるかと思われます(笑)

そこで、競争市場においてあなたの会社・商品がしっかりとした差別化を図り、ポジションを確立しておけば、なんだかよく分からない企業という印象を持たれることはなくなるわけです。


社員の貢献

①社員が会社に貢献するためには、

会社が何を達成しようとしているのかを知る必要があります。

よく理解していなければ、一体自分は何のために働いているのかわからなくなってしまいます。



Appleの場合

当時、営業不振だったAppleを救ったのは、創業者のひとりであるスティーブ・ジョブズのカムバックでした。

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Appleの復活にはこれまでの灰色のコンピューターとは異なる、キャンディーのような華やかなカラーの「iMac」が貢献したことは言うまでもありませんが、アップルの戦略上のポジションを真に確固たるものにしたのは「iPod」でした。

Appleは自社のポジションや方向性を明確にしたことで、その後10年に渡って音楽や映画配信、モバイル市場で飛躍的な成長を遂げました。


Appleは

「最高のパーソナル・コンピューター」

「魔法のような革新的な機器」

を設計することに高い優先度を置いていたと言えます。

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ちなみにDELLは、

「最高の顧客体験を提供することにおいて、世界で最も成功したComputer企業」というmission statementを掲げています。

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同じコンピューター企業でも、方針として機器に重きを置くのか、顧客体験を重視するのかで市場におけるポジションも異なります。


また、これらは市場におけるポジショニングであると同時に、会社が進むべき方向を示すものでもあります。

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参考文献

『「戦略」大全』
マックス・マキューン (著), Max Mckeown (原著), 児島 修 (翻訳)



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