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生物の人の関与しない「絶滅」について,聖書はなんと語っているか?聖書的にはどう説明できるか?


【はじめに】

 淡水亀の情報交換会(第10回記念)の懇親会にて。ニホンイシガメが,外来種のアライグマやアカミミガメ,そして近年は数百年前に日本に来た可能性のクサガメ(交雑する)に脅かされている件に派生して。クリスチャンの立場では,神(創造主)がつくった生物種を,人間の都合で勝手に絶滅させてはいけない,という強い主張ができるが,無神論の立場ではどうだろうか,生物多様性の主張では少し弱い気がする,とか話してたところ,では,生物の人の関与しない「絶滅」については,どう考えたらよいのか?と切り返された。なるほど,それはわからない,と回答。しかし,この件は,お酒久しぶりにしこたま飲んだにも関わらず,心に引っかかっていた。
 二週間前の爬虫両棲類学会の企画集会の席では,ニホンイシガメも,以前大陸と陸続きのときに日本にやってきた訳で,だから大陸に居るクサガメは交雑できる訳で,外来種の定義(本来は明治時代以後)を際限なく拡大していくと訳が分からなくなるなぁ,いつニホンイシガメは,寒さに強い形質とか獲得したのだろう?とか質問したけど,わかる人は(その場には)居なかったように思う。

 生物の人の関与しない「絶滅」について,聖書はなんと語っているか?聖書的にはどう説明できるか? は気になっていて,AIチャットに質問してみることを思いついた。下記はその記録。BingAIやPerplexity.AIは出典を示してくれるが,その出典を改めて読んでみたが回答と合ってなかったり,AdGuardでは危ないと接続拒否されたりして,どうにも怪しい点はある。Google Bardに至っては回答拒否と来たものだ(いつものことだが)。しかしまぁ,面白いと思ったので,下記に記してみる(2023/12/26 00:48 頃の内容)。出典部分は上記問題があるので一部省略した。実際に質問してみることをお勧めする。

【AIチャットへの質問】

生物の人の関与しない「絶滅」について,聖書はなんと語っているか?聖書的にはどう説明できるか?

【試したAIチャット】

https://www.biblemate.org/
https://chat.openai.com ※ ChatGPT 3.5
https://www.perplexity.ai
https://www.bing.com/search?q=Bing+AI&showconv=1&FORM=hpcodx ※ Chrome

【結果】

https://www.biblemate.org/


聖書には、生物の人の関与しない「絶滅」について直接的な言及はありません。しかし、聖書には自然界の変化や生命のサイクルに関する情報が含まれています。例えば、創世記では神が創造の中で様々な生物を作り出し、それぞれが繁殖し、生息地に適応していく様子が描かれています。
また、聖書では神が自然界の支配者であり、全ての生物を創造し、維持していることが示されています(コロサイ3:16-17、詩篇104:24-30)。したがって、自然界における絶滅は、神の計画や意図の一部である可能性があります。
一般的に、生物の絶滅は自然のバランスや生態系の変化によって引き起こされる場合があります。例えば、気候変動や環境の変化、天災などが生物の絶滅を引き起こす要因となることがあります。
聖書的には、神が自然界を支配し、創造した全ての生物に価値を与えているという観点から、生物の絶滅についても神の計画の一部として受け入れることができます。ただし、私たちは神の創造物を大切にする責任を持っており、環境保護や生物多様性の維持に努めることも重要です。
絶滅に関する詳細な情報や科学的な視点を学びたい場合は、信頼できる科学的な資料や研究を参照することをおすすめします。

※ 当方コメント:さすが模範的回答。出典があればもっと良かったのだが。

https://chat.openai.com
ChatGPT 3.5


聖書にはさまざまな文脈で生物や自然に関する言及がありますが、特定の生物の絶滅について直接的に触れている箇所はありません。しかし、聖書は神による創造と神の創造物への関与に焦点を当てており、自然界における変化や出来事に関する言及が見られます。
創世記1章では、神がさまざまな生物を創造したことが語られています。また、創世記8章ではノアの大洪水が描かれ、洪水の際には神がノアとその家族、および動物たちを救ったとされています。
一般的な聖書の解釈では、絶滅が神によって予見され、あるいは神の計画に組み込まれていると考えることがあります。一方で、絶滅は人間の行動によって引き起こされることもあり、その場合には聖書の道徳的な教えや責任に焦点を当てることがあります。
絶滅について具体的に言及されていないため、解釈は異なる可能性があります。異なるキリスト教の教派や信者たちが、聖書をどのように理解するかは様々です。

https://www.perplexity.ai


検索結果には、聖書における「絶滅」についての具体的な言及は見当たりませんでした。したがって、聖書が生物の人の関与しない「絶滅」について直接言及しているかどうかについては明確な情報が得られませんでした。一般的に、聖書は神による創造と人間の責任に焦点を当てており、生物の絶滅について直接的な言及は限られていると言えます。

したがって、聖書的に生物の絶滅を説明するためには、神による創造と人間の責任に関する聖書の教義を考慮することが一般的です。聖書は創世記で神が全ての生物を創造したことを説いており、人間には創造物を管理し、保護する責任が与えられています(創世記1:28)。したがって、生物の絶滅については、人間の環境への影響や責任に焦点を当てて説明されることが一般的です。
以上の情報から、聖書には生物の絶滅に直接言及している箇所は見当たらず、生物の絶滅については神による創造と人間の責任に関する教義を通じて説明される傾向があると言えます。
Citations:
[1] ※ 当方コメント:「AdGuardによってブロックされました」と出たので略。
[2] ※ 当方コメント:「ソドムとゴモラの住民が絶滅させられた」との記述で関係なさそうなので,略。
[3] ※ 当方コメント:大洪水による絶滅。略。
[4] ※ 当方コメント:「このサイトは安全に接続できません」(Google翻訳つながり)が出たので,略。
[5] https://kakuyomu.jp/works/1177354054890575565/episodes/1177354054890575601

※ 当方コメント:
『三文目、神は水が群れ出させた魚類と、自分で創造した鳥類に対して「良いとご覧になり」、四日目、「祝福して」「子を生んで満ちよ」「地に多くなれ」と言われた。では地上に現れ、一時的に繁栄した後絶滅してしまった何千億の植物種、動物種、人類種は、神に祝福されなかったのだろうか?』と[5]の著者は書いている。私も質問を受けたとき,偶然にも同じ創世記の文言が頭に浮かんだものだ。JW.ORGでは,創世記のこの箇所の「日」を非常に長い時間と解釈しており,厳密に解釈する派とくに地層や化石もそのように一瞬で作ったのだとする派とも一線を画している。(それが正しいかどうかはまだ私にはわからないが。)

https://www.bing.com/search?q=Bing+AI&showconv=1&FORM=hpcodx
(Chrome)


聖書は、生物の絶滅について具体的に言及しているわけではありません。しかし、聖書はすべてのものが「神の意志によって」創造されたと述べています⁴。したがって、恐竜のような生物の創造にも何らかの目的があったことは明らかです⁴。神が恐竜の絶滅を許したのは、その目的が達成されたからだと考えられます⁴。
また、「聖絶」という概念は聖書において重要な役割を果たしています。聖絶は、一般的な用途に用いることを禁じ、神のために聖別すること、ささげられたもの、奉献物、のろわれたものを意味しています¹。これは、神が特定の目的を達成するために特定のものを選び出し、それ以外のものを排除するという考え方を示しています¹。この観点から見ると、絶滅もまた、神の大きな計画の一部として起こる可能性があります。
ただし、これらの解釈はあくまで一部の信者の見解であり、全ての人が同じように考えるわけではありません。聖書の解釈は個々の信仰や理解に大きく依存します。それぞれの人が自分自身の信仰と経験を通じて聖書のメッセージを理解することが重要です。¹⁴.
ソース: Bing との会話 2023/12/26
(1) 恐竜について聖書は何と述べていますか - JW.ORG. https://www.jw.org/ja/聖書の教え/質問/恐竜-聖書/ .
(2) 聖絶 - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/聖絶 .
(3) エドム - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/エドム .
(4) 聖絶 - 使用例 - わかりやすく解説 Weblio辞書. https://www.weblio.jp/wkpja/content/聖絶_使用例 .
(5) en.wikipedia.org. https://en.wikipedia.org/wiki/Herem_(war_or_property) .

※ 当方コメント:うかつにも「聖絶」という言葉と「絶滅」の関連性には気づかなかった。「J-ばいぶる2017」で改めて「聖絶」を検索してみたら,新約には出てこないが,旧約には多数出ている。biblemate.org で「自然界における絶滅は、神の計画や意図の一部である可能性」と書いている部分がこの「聖絶」ということだろうか。

https://bard.google.com

「私はそのようにプログラムされていません。」
「大規模言語モデルとして私はまだ学習中であり、そちらについてはお手伝いできません。」
「大規模言語モデルとして私はまだ学習中であり、そちらについてお手伝いできる機能がありません。」

※ 当方コメント:あぁ,やっぱり。少し微妙かなと思う話題になると,すぐに回答拒否。「BBN聖書放送の日本語版について教えてください」「いのちのみことば Thru The Bible 日本語版放送について教えてください」とかは,良い回答をしてくれるのだけれど(Amazon Echo Show5 にて音声再生)。

以上

【追記】(2024/03/11)
・「聖絶」はあまり聞かない言葉なので,さらに確認してみた。新改訳聖書の造語(独自用語)らしい。もっとも,広辞苑第七版(2018年)には載っている(LogoVista電子辞典,iPhone版で確認した)。ちなみに,広辞苑第六版(2008年)には無い(カシオEX-word XD-Y4700で確認した)。広辞苑第五版(1998年)にも無い(PC用CD-ROM版で確認した)。大辞泉,大辞林4にも無い(物書堂iPhoneアプリで確認した)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/聖絶
https://www.weblio.jp/content/聖絶 ※ Wikipediaに同じ。
https://ejje.weblio.jp/content/聖絶

・Wikipedia「旧約聖書における例」の6箇所より,もっと多くの箇所で使われているようだ。Google検索「site:bbbible.com 聖絶」の結果が下記。「新改訳1970」にはすでにこの用語が含まれている。もっともGoogle検索結果には,「聖絶」が含まれないのに検索一覧表示に出ている例もあり,意外にあてにならない。
  https://www.google.com/search?q=site%3Abbbible.com+聖絶
  13箇所?

・「新改訳2017」アプリ(iPhone)上で「聖絶」を検索してみた。「新旧約」「旧約」で60件。「新約」はゼロ。そして「辞典」(聖書辞典)に「聖絶」の見出し語がある(月額チケット100円払っててよかった)。

【ご参考】
https://note.com/studyingbiblenow/n/n51fe5cc26220
テーマ別索引「今聖書を学んでいる」/note「プロフィール」機能をテーマ別索引にし「クリエイターページに固定表示」してみる。~懶道人(monogusadoujin)

https://note.com/studyingbiblenow/n/n3497c5ad2477 20230831:新改訳2017アプリ3つの比較:聖書新改訳2017/聴くドラマ聖書/Public Reading of Scripture (PRSI-Bibile)

https://note.com/studyingbiblenow/n/nc20ba58a22d0 20230912:広辞苑「マタイ福音書」成立年の変遷に気づき,他の資料も調べてみた。

https://note.com/studyingbiblenow/n/nb0c08eb67aa7 20230919:Chrome拡張「Search Center」で,範囲指定した単語で,聖書・事典・辞書・書籍を横断検索させる。

https://note.com/studyingbiblenow/n/ne7b8bc255588 20230920:型落ちの電子辞書(中古)がお買い得。でも事典は内容が古い

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