動画で論文を読む

こんばんは。

1ヶ月後のクリエイターPCが待ち遠しくて震えてます。

今日は「動画で論文を読む」というお話です。

いつもの論文紹介とは違います。

今回は「動画ジャーナルめっちゃいい!」という自己満な感想を言うだけの回です。

今回はコチラの論文より

とりあえず論文の内容について

まずは簡単に論文の内容について。

原発事故によって周辺地域が汚染された場合、放射性物質(放射線をだす物質のこと)を除染することが緊急かつ重大な課題となります。

しかし、除染活動を行うためには、放射線物質がどこにあるかマッピングする必要があり、その方法としては、コンプトンカメラという特殊なカメラを使って、リアルタイムでモニタリングする方法が注目されています。

今回は、放射線を使った治療設備のある病院などで、先ほどの方法でモニタリングができるか実験を行った、というのが論文の中身となります。

まとめると、

原発事故の解決に必要な汚染マップをつくるモデリング技術をつくるために、まずは病院を使って実験を行った

ということです。

その実験方法を動画を使って解説しています。

ただし、動画を見れるのは大学のような特別な施設だけです(´;ω;`)。

動画ジャーナルという可能性

で、ここからが本題で、僕が言いたかったのは「ついにアカデミックな分野にも動画の波が!」ということです。

科学論文で最も重要なのは再現性です。

「この実験でやってみたら成功したよー!」という論文があったとして、その通りにやっても「できねぇじゃねかちくしょー!」というのはよくあります。僕もそうでした(;^ω^)。

そもそも文章で実験の手法を、細部まで説明するって無理ゲーに近いです。

逆に動画だったら分かりやすくて、その手法を完コピできるようになります。

完コピできれば再現もしやすくなるので、生産性がぐっと上がると思われます。

今後もこのような「動画ジャーナル」というコンテンツがどんどん増えていくと思います。

動画ジャーナルっていいな

なんでいいかというと、研究報告を行うことに加えて、その研究室や大学の宣伝になっているからです。

どんな人が研究をしていて、どんな設備があって、どんな風に研究されているのかも分かります。

そうすると、今までは研究者がお互いの知識を共有するためだけだった論文が、新しい価値を持ち始めるようになります。

個人的には、論文が発表されてから半年から1年後には、一般公開(Youtubeに上げるなど)をしていけば、研究費も集めやすくなるんじゃないかなー、と思います。

今後は新しい研究活動のモデルが出てきそうです。


それでは本日は以上となります。

最後までお読みくださりありがとうございましたー。

【おまけ】
ちょっと今日は朝からやることが多くて、午前3時すぎにようやく投稿。
なんか体がしんどい(+_+)。

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