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オリジナルアウトドアウエディングをプロデュースする"LANDRESS"って?

昨年、株式会社大人から法人化したLANDRESS。ナチュラルで自然に溢れる雰囲気のウエディングプロデュース事業が印象的です。魅力的なお仕事ですが、実際に一つのウエディングをどのように作り上げているのでしょうか。取材してみると、そこにはクライアントとの丁寧な打ち合わせから、当日の入念な準備まで、LANDRESSならではのこだわりが顕在していました。

取材は、主にインバウンドのお客さまの対応を任せられている黄さんに行いました。いつも少し個性的なおしゃれな服装で、人を受け止めるような優しい雰囲気の黄さん。そんな黄さんに密かに憧れていた私、山口りほが聞いてきました。(以下、黄:黄さん(敬略)、り:山口りほ)

新郎新婦と自然に、真摯に向き合う「LANDRESS」

り:まず、黄さんの言葉で簡単にLANDRESSを紹介していただきたいです!

黄:はい、私たちは、北海道を拠点としたオリジナルアウトドアウエディングをプロデュースしています。特に、インバウンド向け、英語にも中国語にも対応していることも特徴的です。お客さまの約9割が海外の方。北海道の自然を感じてもらいながら、特別な日の演出を手掛けています。この雰囲気は、Instagramを見ていただくと、理解しやすいと思います。

最初から真剣に話してくださる黄さん

り:広大な自然にある華やかさが、素敵ですね。2人の日常が明るく続いていくような気がします!この雰囲気ってどのように作り出すんですか?

黄:まず会場ですね。もともと式場としては使われていない、ただの森や湖を会場として手掛けることがほとんどです。この場所の選定は、代表の大江千紘がやっており、一つ一つ自ら探しに行き、自らその土地の管理者と関係性を作っています。
あと、その自然あふれる会場に、式場や新郎新婦をどう溶け込ませるかはこちらの力量になります。自然あふれる空間だからこそ、自然のパワーに圧倒されそうになります。そんなスケールの大きな自然に負けないように、それでも自然に溶け込むように、式場や新郎新婦をプロデュースします。

り:なるほど…。自然にいつも対峙しているからできるプロデュースがあるのですね。そんなプロデュースに至るまで、具体的にお聞きしたいと思います!

お客さまとの文化や場所の違いを埋める ーお問い合わせから契約までー

り:まずはどのようにお客さんと接点を作るのでしょうか?

黄:大体は、ホームページの問い合わせフォームか、Instagramの DMからお問い合わせをいただきます。海外向けにオリジナルでアウトドアのウエディングを提供している日本の会社は少なく、Googleで検索される海外の方が多いですね。また、新郎新婦は国内外問わず、Instagramから情報収集していることが多く、InstagramのDMもいただくことも多いです。

(投稿一例)

り:Instagramの投稿、これは惹きつけられちゃいますね…!問い合わせから、どのように契約に近づけていくのでしょうか?

黄:軽い質問程度でしたら、チャットベースで何度かやりとりさせていただくのですが、できる限り、オンライン上で顔を見ながら面談を進めています。出身地など二人の背景、お好みや挙式予定日、なぜ自然の中でウェディングをしたいか?など大切な情報をヒアリングにしていきます。

り:オンライン上でも、対話を通じてヒアリングすることってやはり大事なのでしょうか?

黄:やはり文面では伝わってこない、新郎新婦さんのことを知ることができます。日本に来た経緯やお二人のなれそめエピソードは、細かいニュアンスまで知りたいんです。

あと、日本と海外の常識や文化のギャップを埋めるためでもありますね。日本は単一民族と言われますが、LANDRESSのお客様のバックグラウンドは国も文化も受けてきた教育システムも多種多様。日本のことを知ってもらうために例えば、北海道は遠いと思っていた方でも、フライト本数やかかる時間を伝えれば意外とアクセスしやすいことを理解してもらったり。他にも、文化によるウェディングのゲスト人数やお金のかけ方に違いがあって、その違いを丁寧に説明することで埋めていけます。

り:話すことで大小さまざまな疑問が解消されそうですね!その後はどのような流れになりますか?

黄:会場ごとにお見積もりを出して、決めてくださればご契約へ進みます。お客さまに誤解されやすいところとして、アウトドアだから自然の場所だし手軽だと思われることもあります。でも、何もないところから美しいウェディング会場を作り上げるオリジナルウエディングのため、準備期間も、材料も、私たちの時間も、その素晴らしい景観を守る責任も、たくさん必要になるんです。

り:それはそうですよね。でも、だからこそ、当日は新郎新婦だけの特別な時間になりそうです。

自ら手足を動かして、お客さまの希望を再現していく ープロデュースから当日までー

り:では、契約した後はついにプロデュース期間でしょうか?

黄:そうです!まず、新郎新婦のライフスタイルや好みの雰囲気から、ウエディング全体のテーマやデザインを決めます。そこから、会場の装飾やヘアメイク、衣装、写真のトーンなど、細かいところも詰めていきます。ちなみに、ドレスは、海外のお客さまであれば自ら持ち込まれる方が多いんですよ。

実際の内容としては、本当にさまざまなことが可能です。参加者みんなと楽しみたいという希望があれば、みんなでできるアクティビティなども提案します。人気なのは、みんなで手持ち花火のような、手の中で光り続けるものを持つものですね。あとは、ダンスパーティやアフターパーティがしたいという方もいますね。

話がつい弾みます

り:すごい。大胆にやってみたいことから些細なこだわりまで、なんでも伝えたくなってしまいそうです!それらを計画しながら最終的に、当日はどのような式やパーティになるのでしょうか?

黄:私たちで調達やレンタルを行なうことが多いため、前日から搬入や準備をびっしり行います。当日も、だいたい私たちの手でセッティングを行なうことが多いです。お客さまと直接やりとりしていた担当が自ら手を動かすことで、お客さまの思いや希望を再現度高く、かつ思い入れ深く、当日の空間に反映することができると考えます。次の日は、確実に全身筋肉痛になるんですけど(笑)

り:えぇ…!少人数挙式だからといっても、何もない自然の中に会場を作り上げることをLANDRESSの皆さんの手で行なわれているということですか…

黄:もちろん搬入や大規模な物品などは、プロフェッショナルの業者さんと一緒に共同で行っていきます。もう少し詳しく言うと、当日はお客さま担当と現場担当に分かれます。お客さま担当は、ヘアメイクや新郎新婦・ゲストに細部までご満足いただけるように気を配るケアに努めます。現場担当は、業者さんとのやりとりや、会場のセッティングなどを行います。

何もない自然の中が会場だからこそ、電気をどこから引っ張ってこようか、食べ物をどうやって運ぶか、キッチンを作れるか、などということから考えるんです。ここまで考える必要があるとは、あまり想像できませんよね。

り:ほんとですね…アウトドアだから安いんじゃないか、ではなく、アウトドアでオリジナルだからこそ手がこまれているんだと、お客さんにはわかってもらいたいです。そこまで心を込めて作り上げたら、やっぱり達成感もすごく大きそうですね!

黄:やっぱり、お客さまが喜んで来てくれるところを間近で見れた時が、一番嬉しくて、やりがいですね。本番中は、途中で出てきた問題や緊張のせいでずっと忙しいんですが、終わったときはほっとして、お客さまの嬉しい顔を見て、さらにあつい気持ちが湧いてきます。

お客さまは海外にいる方がほとんどなので、当日までチャットやオンライン上でのMTGなどのみのコミュニケーションとなります。直接担当の顔を見ていない、かつ会場を直接見ていない状態でも、私たちを信頼して頼んでくれている信頼関係を大切にしていきたいです。

り:お客さまの反応を直接感じられることは、勇気があることだと思いつつ、喜びや感動などたくさんの感情を直接に分かち合えることにもなるんですね。

LANDRESSを作り上げるメンバー ーパワフルな現在の5人に加わるメンバー募集中?!ー

り:そんな素敵な時間や空間づくりを行なうLANDRESSのメンバーってどんな人たちなのですか?

黄:現在は5名で活動しており、代表の大江千紘と廣瀬祐子は東京に在住し、会場や業者さんとの連携づくりやPR関係全般を主に行っています。最近はインバウンド向けに、北海道まで来れないけど日本の自然を味わいたい方へ、関東の会場も提案できるような会場を探しています。もともと会場になっていないところがほとんどなので、代表の目にはいつも驚かされ、感動させられます…。

私と11月から入ってくれたキューちゃんの2人は、インバウンド対応を担当しています。私は今までと継続してLANDRESSの事業を主に担当し、キューちゃんは「JAPAN WEDDING」という去年から始まった新しいインバウンドウェディング事業を担当しています。式場やチャペル等と提携し、インドアウェディングをメインに提案する事業ですね。新型コロナウイルスによる規制が緩和されてきて、問い合わせが膨大に増えてきている今、新メンバーの加入は心強かったです…!

り:役割分担が明確で、適性にあったことをそれぞれやられているように感じます。

黄:コロナ禍は大変だったので、嬉しい悲鳴です。(笑)あと、今年の4月からは現在育休中の佐藤ともこさんも帰ってきます。実は、大人座店長こーへいさんの奥さんですよ!(笑)

ちなみに、LANDRESSをともに盛り上げてくれるメンバーも絶賛募集中です!新しい事業が複数始まることもあり、今年のLANDRESSに注目していただき、よければ手を貸していただければと思います。(詳しくは下記URLをご覧ください。)

り:すごくいろんなことができて成長できそうな環境ですね!最後に、来年の抱負を教えてください。

黄:まずコロナ禍の間、約3年間ほどLANDRESSを通じて挙式しようと待っていただいていたお客さまたちを盛大にお祝いしたいです。そして、これを機に、もっともっと海外のお客さまにも知ってもらえる会社にしたいです。日本の方にもコロナ禍はたくさん助けていただきました。どちらのお客さまも大切にしながら、より多くの方にLANDRESSを知ってもらい、LANDRESSに憧れてもらえるように、今あるウェディングを大切に作り上げていきたいと思います!

り:今年は、動きが大きく大変な年になりそうですが、LANDRESSの飛躍の年になるとも言えますね…!今後の動きも楽しみにしています。本日はありがとうございました!

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きっと今も問い合わせが増え続け、お仕事が忙しい中だったと思いますが、取材中は黄さんのいつものテンポでお話してくださいました。忙しい素ぶりを1シーンも見せずに、ただ私の目を見て、丁寧に話して、聞いて、答えていただきました。

今目の前にいる人に真摯に向き合う黄さんの姿は、文化や関係性を問わない多様なお客さま一人ひとりと、丁寧に会話を重ねて関係性を築いていくLANDRESSを象徴しているようでした。(執筆:山口りほ)

LANDRESSのことをもっと詳しく知りたい!という方はぜひHPやinstgaramなど、見てみてくださいね!
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