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ナカイドさんの動画に出演しました

こんにちわ、藤井 厚志(フジイ アツシ)です。

先日、ゲーム情報系YouTuberのナカイドさんの動画に出演しました。

動画のサムネイルは「特許とウマ娘」ですが、ゲーム企画やゲームプランナーのことについて多くお話しさせていただきました。

今日(7/10)の時点で、14万回再生されているので、ナカイドさんのチャンネルの強さを痛感すると同時に、多くの方に視聴していただき嬉しい限りです。


どんなことを話したのか?

お話ししたことをまとめると、

・コナミとCygamesの特許
・ゲームプランナーって何?
・クソゲーがなぜ生まれるのか?
・なぜクソゲー企画が通るのか?
・どうすればプランナーは育つのか?

という内容になっています。

好評をいただいている箇所を抜粋します。

なぜクソ企画が通ってしまうのか?

社内で実績がある人は企画が弱くても通ったりする。
何かのタイトルで一発当てた人とか、レジェンドクリエイターとか。
そうなると予算結構引っ張れる。
ただ、当時の成功ノウハウは今の時代に通用しないパターンが多い。

クソゲーの企画書は、キン肉マンの「ウォーズマン理論」かと思った。

いつもの2倍ジャンプして2倍パワー、3倍の回転で3倍パワーみたいな話が企画書に書いてあるのは事実、ある。
ゲームは初動でドン!といくか、爆死しかない。
売上を目指して売れているゲームの模倣、という考え方はヤバい。
特にソーシャルゲーム市場はパイの奪い合い。
ゲームの市場規模が拡大しているとはいえ、ユーザーのメインかサブゲームの座を奪わないと売上は立たない。
つまり、具体的に「どのゲームをライバルとして、そこからどれぐらいユーザーを取るか」から数字を作らないとダメ。
つまり、数字の中身と実態。
それを決めることで、ゲームの旬や寿命、足りていないものなどが明確になってくる。

それでもクソゲーが出るのはなぜ?

そもそもネタ切れというのもある。
本当に新しいゲーム体験というのは、ハードやプラットフォームレベルで変わらいと得られない。
今あるゲームで十分楽しい、それ以上のゲームとなると相当考えないといけない。
ゲームはあくまでビジネスだが、クソ企画はビジネスプランになっていない可能性が高い。
ユーザーが本質的に足りていないと感じている「不」に対してアンサーになっていない。
あるいは、それを解決するための技術やノウハウという強みが社内にない。
こうなると企画はそれっぽくても実現が非常に難しい。パスタ屋が焼肉屋やるようなもの。

ゲーム会社として何かゲームを作らなきゃいけない?

その通り。無理やり企画を通して、「作りながら面白くしていく」みたいなテイで進めてしまう。
社内にしっかりとしたIPがある、おもしろいゲームを作る底力がある、そもそも面白いがわかっていないと地獄を見ることに。

ゲームプランナーってどうしたら育つ?

ゲームプランナーは「作る力」と「売る力」を兼ね備えた人物だと考えている。
作る力とは「面白いゲームを作る力」と「ゲームを作り上げる力」で、
売る力とは「売れるゲームを作る力」と「ゲームを売り続ける力」。
これらを持っていない、あるいは意識していないプランナーは不要。
ゲームはプログラマーとデザイナーさえいれば本来作れるものだから。


出演した感想

いち視聴者として見ていたナカイドさんの動画に自分が出演することになり、何やらくすぐったい気持ちでした。

動画のコメントを拝見させていただくと、おもしろい・参考になったと言ってくださる方が多く、出演して良かったですし、少しでも興味を持っていただいて嬉しい限りです。

しかし、自分の声というのはいつになっても変に聞こえるものですね(笑)

ナカイドさんの考えを直接聞けたのも面白く、長年ゲーム業界の人間としかゲームについての話をしてこなかったので、私にも新鮮でしたし学びがありました。

今後も、ゲーム業界内外に関わらず、いろんな方々と対談してみたいと思いました。

みなさま、興味ございましたら聞いてみてください!


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