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「お任せします」は放置と同じ

お任せしますは逆効果

プランナーがデザイナやプログラマに作業を依頼するときに、良かれと思って「おまかせします」と言うケースがありますが、逆効果です。
きちんと伝えるべきことは伝えないと「なんのポリシーもテーマも無いのか」と認識されます。
デザイナやプログラマは矜恃を持っているので、「そんなもんなのか」と本気を出してくれなくなりますし、「だったら自分好みでやらせてもらう」と好き勝手やってしまうかもしれません。
「お任せします」の場合、「任せた」のだから、文句を言う資格を無くしているのと同じです。

いくら優秀なデザイナやプログラマといえど、テーマ無くして優れたものを生み出せと言われてもなかなか難しいです。
つまり、要求に応えたいのです。
要求をきちんと伝えるなら、「お任せします」ではなく「お願いします」になるはずです。
実装で果たさなければいけない要点はまとめた上で、「こういうことをしたい」としっかりと伝えましょう。


簡単に信じるな

同様に、「あの人を信じる」というのも放置と同じです。
どんな人でも信じてもらうのは嬉しいですが、放置はただの「孤独」です。
そのくせ、都合のいい時だけ依頼しに来る、面倒なやつと認識されかねません。
大切なのは、目をかけることです。
「あれ、どうなりましたか?」
「その後、進捗いかがですか?」
と尋ねましょう。
もしかしたら、たまたま虫の居所が悪く、つっけんどんな態度を取られるかもしれません。
そんな時でも、「どうですかね?」と腐らずに問いかけましょう。
訪ねられて本当に嫌がる人は誰もいません。
虫の居所が悪いのも、もしかしたらその仕事に手をつけておらず、「ヤバイ」と思ったからそんな態度を取ったかもしれません。
だとしたら、その事態が発覚できたわけですから、それでも価値があります。
もし、しっかり進捗していたなら、
「できてますよ、どうですか?」と得意げに返してくれるかもしれません。
コミュニケーション無くしてプランナーはあり得ません。

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