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【手段】が【目的】にならないように

最近、家飲み(一人飲み)しても飲み過ぎてしまうピラティス&エアリアルヨガスタジオ【studio SHEEP】のこうじです。

今回のテーマは「手段の目的化」です。
年末も近づき、今年の振り返りと来年の目標を立てるタイミングだと思うので、皆さんにもこのテーマを共有したいと思います。


【手段の目的化】とは

手段の目的化とは

ある目的を実現するために手段を選択したはずなのに、その手段を実行すること自体が目的化してしまうこと

です。
んー、わかるようでどうゆうことだろう。。
でも意味を理解すると、誰しも陥りやすいミスだと気づくはず。

冒頭でいった通り、
・今年を振り返って【手段が目的になっていなかったか?】
・来年の目標が【手段が目的にならないか?】
そうやって気を付けられるよう、このテーマで話を進めていきます。


例を挙げて説明する

実際、目の前の仕事に熱中している人ほど、陥りやすくなる??
そう思います。
皆さ一生懸命しないよう、私が仮に当スタジオのインストラクターになって、一生懸命取り組むが手段が目的になってしまう、悪い例を挙げてみま
す。(※架空のインストラクターkojiが登場人物です)


kojiはインストラクター歴3年のピラティスインストラクター。
最近レッスンにも慣れてきてレッスンだけでなく、会話でもお客様を楽しませることができ、それが好評でどんどん参加者が増えてきた。
(モチベーションアップ↑↑)
さて、kojiがインストラクターになったきっかけは「自分の経験」から。
サッカーで怪我が多く、リハビリをして復帰、また怪我をしてリハビリの繰り返し。。
上手くいかない、、周りはうまくいっているのになぜ自分だけ??
そんな中、出会ったのが【ピラティス】。
ピラティスをやったおかげで、柔軟性が高まり、O脚が改善し、怪我をしにくくなった!
それが結果に繋がり、良いサッカー人生を送ることができた!!
怪我をせず、スポーツや普段の生活を続けられる幸せ
その喜びを届けたいため、ピラティスインストラクターになった。

最近の悩みはレッスンのレパートリーが限られていること。
実際にお客様から「毎日通っているとたまに飽きるんだよね」と冗談半部だが言われることも。(本当はそんなお客様見たことないですが、、)
だから、ピラティスの他にヨガやバレトン、栄養学など、他の資格を取ることも検討している。
「どの資格を取ればお客様が飽きずに、自分のレッスンに通ってくれるんだろう。。」

「そして、資格を取れば新規レッスンを持てる可能性もあるし、【お客様が飽きない】レッスンを提供することができるため、それを目標に資格をとろう!」

という目標を掲げ、それを目標にkojiは来年資格取得に向けて取り組むのでした。


手段が目的になってしまった。。

皆さん、お気づきでしょうか?
当初、インストラクターになったきっかけは

怪我をせず、スポーツや普段の生活を続けられる幸せ

だった。
ピラティスのおかげで人生変わった、それを一人でも多くの人に届けたい!それが理由でした。
そして、インストラクターを続ける過程でできた目標

「新しい資格を取れば新規レッスンを持てる可能性もあるし、【お客様が飽きない】レッスンを提供することができるため、それを目標に資格をとろう!」

そう変わってしまったことを。

でも、悪くないように思わないですか?
新しい壁にぶつかったから目標を変えた、それの何が悪い?
そう思いませんか?


手段の目的化の欠点

短期的なメリットは、
・新規レッスンが持てる(レッスン数が増加)
・お客様も増える可能性がある
・新しい資格が取れ、幅が広がる
があります。

では、同じようにレパートリーが減ってきたら、また新しい資格を取りますか?それを繰り返しますか?

そうなったら、手段の目的化に【泥沼】にずっぽりです。。
手段の目的化の欠点は
・自分が頑張れるパワーの根源がないこと
・周りが求めていないこと
にもなり兼ねない、すごく危険なものです。

そうなると、自分の頑張る理由を見失い、疲れて、「なんのために頑張ってるんだろう。。」と思ってしまうことも。。
手段が目的になってずっと頑張っている人は立ち戻るのも大変!
そう絶対にならないでほしい!!
だから、このテーマを書いているわけで。。

kojiの例にあるように、一人のお客様に言われた【レッスンに飽きてきた】という言葉、その時が「真実」だと勘違いして、「解決しなきゃ!」という思いから始まった手段の目的化。
その結果、
・頑張るパワーの根源がない
・周囲の人が求めていない
そんなヤバい状況にもなり兼ねないんです。


陥らないために

手段の目的化に陥らないために。
それは、

・定期的に自分の目標が【手段の目的化】していないかを自身で確かめる
・周りに話し、納得できる目標なのか、聞いてもらう

この2つです。
周りの人に聞いてもらうときは互いに手段が目的になっていないか、それを注意しながら聞く・話す必要があることもお忘れなく!


補足

お伝えしたいことはほとんど伝えたのですが、もう少し余裕がある人は読んでください。

「どうやってレパートリーを増やせばいいの?」
について






手段が目的にならなければいいんです!
レパートリーを増やすことが目的ではない!
今回、お客様を増やすという手段が目的になったことが悪い原因。
だから、目的に立ち戻り考えればいいんです。

kojiの例の通り目的は、

怪我をせず、スポーツや普段の生活を続けられる幸せ

です。
レパートリーが限られていることが本当の原因なのか?

本質的な原因はもしかしたら、
ピラティスを使って、スポーツや普段の生活を続けることに限界を感じているのではないか?

そうやって、迷ったら
目的に立ち戻り
考えればいいのです。

それで、
・精神的なストレスを癒し、彩のある生活を過ごしてもらうためににヨガをとる
・汗をかき、声を出して、楽しい空間でストレス発散&ダイエットできる環境を提供するためにバレトンをとる
という結論に至るならOK!!

同じ結果になったとしても、

目的から方向性を決めるのか?
手段から方向性を決めるのか?

それで頑張れるパワーが変わり、継続できるか・心から伝えられるかが大きく変わってきます。

大丈夫!絶対にできます!

こうじ

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