Google広告に低予算短期間でアプリ広告を出してみた

Google広告に低予算(日予算1000円/1500円)、短期間(9日間/10日間)でアプリの広告を出してみましたので、結果をまとめてみました。
個人開発者など広告予算をどれだけかけるか悩ましいところだと思いますが、多少でも参考になれば幸いです。

アプリは無料ゲームアプリで、アプリ内での広告表示/課金ありです。
詳細はこちら：https://www.studiopsg.com/app_ayakashi_nofr.html
2回に分けて広告を出したのですが、1回目のあとにゲーム性見直しや難易度調整など、アプリの改善を行っています。
主目的は新規インストール数の獲得です。

ざっくりとした結果はこんな感じ。
※新規インストール数は、インストール後に起動を確認できた数です(アプリでログ収集)。
■1回目 日予算は1000円、9日間
Android：最終費用9294円、新規インストール数は306
iOS：最終費用8886円、新規インストール数は92
1インストールあたり、Androidが約30円、iOSが約97円。
■2回目 日予算は1500円、10日間
Android：最終費用15675円、新規インストール数は689
iOS：最終費用15780円、新規インストール数は189
1インストールあたり、Androidが約23円、iOSが約83円。
※1回目の広告を出す前の新規インストール数は月当たり1桁台。
※国は南アジア、西アジアが圧倒的に多いです。

以下、具体的な内容となります。

広告内容

■キャンペーン設定
Android, iOSともキャンペーンの設定は同じです。
・1回目
地域：すべての国と地域
言語：英語と日本語
予算：1日あたり1000円
重視する要素：インストール数
ターゲット：すべてのユーザー
目標インストール単価は未設定
期間：9日間
・2回目
地域：すべての国と地域
言語：すべての言語
予算：1日あたり1500円
重視する要素：インストール数
ターゲット：すべてのユーザー
目標インストール単価は未設定
期間：10日間

■アセット
Android, iOSともアセットは同じ、1回目と2回目では若干違いがあるのですがほぼ同じものです。
・広告見出し / 説明文
アプリのプライマリー言語を英語にしてるため、英語です。
見出し、説明文とも、中学英語レベルのシンプルなもので、設定した数も必須+1程度です。
・画像
タイトル絵、プレイ画像、登場するキャラクターの紹介、アイコンを登録。
サイズですが、タイトル絵とプレイ画像は1200x628のみ、
登場するキャラクターの紹介は1200x628と1080x1080の両方、
アイコンは1080x1080のみ。
タイトル絵、プレイ画像はこんな感じです。

こちらがキャラクター紹介、アイコン。

・動画
横型(16:9)、正方形(1:1)の2種類を登録、どちらも尺は15秒で、内容的にはほぼ同じものです。

結果

■クリック数やクリック率など
・期間合計(1回目9日間、2回目10日間)
※クリック率、新規インストール率は小数点以下第2位を四捨五入

・1日あたりの平均
※小数点以下切り捨て

■平均クリック単価など

■国別表示回数ランキングTOP3

雑感など

個人的に思ったことをつらつらと。

ごくごくシンプルな広告ではありますが、とにかく新規インストール数を増やしたいというのであれば、こういった広告を出すのもありだと思います。

個人開発の規模ですと、日予算1000円ほどで1週間ほど広告を出し、インストール数や継続性等のユーザーの反応をチェック、そこで広告を継続するのか一旦止めてアプリ等の改善をするのか判断するのが良いかもしれません。
※Googleの機械学習期間を考えると1週間は短いかもしれませんが、けっこう感触が分かります。

ただ広告が表示される国が南アジア、西アジアに偏るので、アプリの内容やターゲット層によっては今回のような広告出稿はあまり意味がないということもありえるかと思います。
また結果をアプリにフィードバックするのもちょっと苦労するかもしれまんせん。
※今回の場合も、南アジア、西アジアの市場状況や文化的背景がわからないので、どこに訴求ポイントがあったのかいまいち不明。

今回のような低予算短期間の場合は、曜日などの広告を開始するタイミングはあまり気にする必要はないと思います。
※この辺りはGoogleの機械学習と関連がありそう。

国別表示回数ランキングは、増減の激しい国があったりします。
2回目のiOSで2位の中国ですが、1回目iOSに比べると100倍も増えてますし、
インドのAndroidも2回目は1回目より1/5ほど減っています。

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