見出し画像

「風邪をひいた。でも簡易検査は陰性」という友だちと会う約束

コロナ禍の前まで日本語レッスンをしていたジャコモさんと2年ぶりに会う約束。

「じゃ、明日7時にxxxのカフェで」

と、メッセージのやりとりで時間と場所が決まりました。

が、この後にもう1通メッセージが届きます。

「いま風邪を引いているけれど、コロナ検査をしたら陰性だった。検査は2回やって2回とも陰性」

私としては「検査を2回もしたなら心配ないね。じゃ明日!」とすぐに返すことができませんでした。

検査を「2回した」というところから、簡易検査だろうと思ったからです。

画像1

PCR検査は安くはなく、念のための検査ぐらいなら簡易検査で済ませる人が多く、これは薬局などで簡単に行うことができ、費用も15ユーロぐらい。

ただ、精度は低いため、だからこそ彼もわざわざ2回したのでしょう。

私は率直に聞きました。
「PCR検査? それとも簡易検査?」

答えはやはり簡易検査でした。

簡易検査とはいえ2回やったのだから問題ないだろう、と思えなかったもう1つの理由は最近の感染状況です。

イタリア全土
7月6日(水) 
感染者(+10万7786人)、死亡(+72人)
7月7日(木) 
感染者(+10万7240人)、死亡(+94人)
7月8日(金) 
感染者(+10万690人)、死亡(+105人)
7月9日(土) 
感染者(+9万8044人)、死亡(+93人)

画像2

数週間前から波がきており、7月8日、とうとう死亡者が100人を上回ってしまいました。(イタリアの人口は日本の約半分)

それでも街に出れば飲食店はコロナ前のように賑わっており、みんなマスク無しで楽しそうにしています。

そういうのを見ていると、自分の慎重さ、心配は過剰なように思えてきます。

それで思い直し決めた通りにジャコモさんに会うことにした、というわけではなくて、結局、

「今また感染拡大しているから心配です。体調がよくなってからまた会いましょう」

と返信。。

自分の性格的な問題ですが、こんなことではいつまでたっても以前の生活に戻れません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?