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なんか旅しないといけない雰囲気だったから

高校生の時に建築やりたーい!ってなってから

いろんな人から沢山良いタテモノ見ないとね!って言われたのを、勝手に解釈して、建築志すなら旅しないといけない風に思っていた


良いモノが何かすら分からないのに良いモノを見に旅に出ようと思った


そして建築だったらヨーロッパでしょって勝手な印象で行ってみた

とにかく列車で行けるところはどこでも行こうと
1ヶ月近くヨーロッパをまわって教科書に出るような教会や美術館とかとにかく有名な建物を見てまわった

歴史的背景、技術の高さなど分かるところを必死に飲み込もうとして一人でずっと建物に居たりしてみた
だけど正直なところ何が良いのか全然わかんなかくて…わかんないままただ写真を撮って満足しての繰り返しだった

そして、気が付いたのが何気ない風景や日常の建物に心奪われていること。

でもそれは建築志す若者として、素晴らしいと言われる建築物に心奪われていない事に気がついたのも同時で、

世の中で素晴らしいと言われているものに素直に共感できない事が、

とてつもなく不安が押し寄せてきて…

建築に向いてないのだと本気で思った

そのまんま今もわかんない事も沢山あるし、少し分かったこともある

だけど今思うのが、その時必死に感じようとした行動や、実際に見たモノは無駄じゃなかったんじゃないかなぁと

沢山分からないまま見て悩んで進んで行くって大事な事じゃないかなぁと

だから今もそうやって進んでる

旅をして本当に良かった

いまも旅ができる事に感謝

写真は旅の最終目的地ポルトガルの最西端
そこから種子島を想い出したのを思い出す。


そして今、新幹線で種子島に向かってる

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