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スタジオの行きに寄ろうか帰りによろか〜ならば行きにも帰りにも

 今日はいっぱい音出した〜! 今日は良かったねっ! スタジオの帰り道、興奮冷めやらずに「ちょっと一杯行きますか!」なんて声が自然と上がる。そんな充実の乾杯を応援したいっ! StudioBpmが神田淡路町界隈の打ち上げにもってこいの店を詮索する「スタジオの行きに寄ろうか帰りに寄ろか。ならば行きにも帰りにも♪」スタートいたします。

神田淡路町北谷食堂 

 第一回はスタジオから外堀通りを挟んで斜め前。ちょいと淡路町交差点寄りの喫茶ドトール地下一階、北谷(ちゃたん)食堂さんへ。

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 パッと階段を降りると、ほっこりとした空間に”めんそーれ”の看板が飛び込んでくる。コンクリートジャングルのすき間で出会うお国言葉は郷愁そのもの。

 英語ではノスタルジーというらしい。沖縄出身の方々にとってはまさにノスタルジーの先制パンチ! これが博多の人だったら渋谷のスクランブル交差点でいきなり「ばってんラーメンたい!」と言われるようなもの・・・それは違うか。

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 中に入ると「いらっしゃいませ〜(”めんそ〜れ”じゃない〜)」と店員さんが笑顔でお出迎え。おっ、広い!カウンター数席にテーブル7〜8席、奥には大テーブルが2、3席はある。何やらスピーカーやマイク、ちょっとしたPAシステムもあるぞ!

 そして・・・郷土料理のお店なので当然ではありますが、奥に進むほど沖縄の色は濃くなります。

 まずはビールから。

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 オリオン生ビール。650円。

 あ〜旨し!乾きものを摘みながら飲みきると、もう一杯。

 そこで島豆腐、太もずく、ミミガー刺の前菜にさっぱりしたシークァーサードレッシングのサラダが登場。「これは夏場はたまらんだろうね」、ともう一杯。

 私、思うんですけどね(もう酔ってる)。

  店員さんがうまいお酒が好きかどうかーー。それが鏡の様にお店のメニューに映り込むんですよね。呑んべぇは「ジョッキが冷えてるかどうか」なんて些細な事でさえビール愛を計る材料にしてしまうものなんです。。。


 ここで前出の優しげな、ちょっとキャラの濃いお兄さんにリサーチしてみる。

ーーこのお店って、バンドマン結構来ますか?

「いや~まだお店に来て、一週間くらいなもんで〜(おっとり&笑み)」

ーーミュージシャンっぽい雰囲気ですけど音楽やってるんですか?

「それが、聴くの専門でして(笑み)」

ーーご出身は?

「よく聞かれるんですけれど〜、なんちゃってなんです! 」

ーーえっ、そうなんですか? 他のスタッフさんは?

「えぇ、同じくです(満面の笑み)」

 すべての質問が的を得ない。いや、的には当たってるんだけどすり抜けていくというのかな? それにしても「なんちゃって」って、沖縄出身の方にとっては軽く郷愁アイデンティティ崩壊のフレーズだと思うんだけど・・・。

 ただね、ここは神田だよ。江戸城の鯱をみて水道の水を産湯とした江戸っ子の私にしてみりゃ、それくらいは想定内。逆に沖縄ビギナーなこちらも肩の荷が降りて、ご当地メニューにこだわらず、のびのびオーダー出来るってもんです。

「ゴーヤチャンプル、ください」

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 いや、雰囲気に負けてるわけではなくて、メニューに掲載されているものがご当地のものばかりなのよね。

 そういう意味では地元民ならでは! というこだわりはないが、肩肘張らずに本格的沖縄料理が楽しめるお店ということになろうかと思います。

 ゴーヤチャンプルはとても美味しかった。

 ここ(北谷食堂)はそもそもイベントが盛んなようで、何気なくおかれたPAシステムは、三線のライブで使用するらしい(現在はイベント自粛中)。

 さらに毎夜行われる抽選会では、なんとビーチタワー沖縄ペア宿泊券が毎日必ず当たるとの事!「ハロー沖縄っ! 」

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 1、2人でいくよりもメンバーとワイワイ賑やかに呑むのがオススメかもです。

 帰りしなに店員さんにどんな音楽が好きなのか尋ねてみると「いや〜、日本のちょっと変わったメタルが好きで(笑み)」

ーーたとえば?

 「(天を仰ぎながら)人間椅子とかぁ。。。あとは筋肉少女帯ですかね(満面の笑み)」

 ・・・出たよ。

 どこかイカ天世代のバンドマン的な出で立ちに怪しさは感じていたが。

 その場にいながらにして別世界を生きているーー。彼のすり抜けるようなマトリックス感(強度なサブカル感ともいう)がわかった気がしました。

 まぁそれならそれで良し。お店にいく理由が一つ増えたもんね。


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