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ALMAの稽古vol.3

studioALMAの劇団員に課された「桜」をテーマとした踊りの「創作」。

今回は寺前幸胡作「踊る花びら」を紹介しましょう。

「What A Wonderful World」が流れると、
ゆっくり起き、立ち上がります。

柔らかく手を上げてターン、軽やかに跳び、そして、
手と全身が風に舞うように……降りていきました。

ああ、跳ぶところは、クジャクのポコが優雅に踊っているときのよう。
昨年3月公演の可愛いポコちゃんでなく、今年3月公演の優雅なクジャク・ポコ。

今年、小学校を卒業して中学生になった、間違いなく成長した
寺前幸胡 が、そこにいました。
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音楽とよく合っていました。

いわく、
音楽を最初から自分で調べてさがさなきゃいけなかったら難しかったけれど、
普段、稽古で使っている曲を、
(課題を出した)憲央さんに教えてもらって
この曲が自分の踊りに合う!と思ったので、自分のものにしちゃえ!と。

楽しげに話してくれました。見事に幸胡ちゃんのものにして、
踊り上げたのです。
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どうやって創作したのでしょう。

まず、踊りの創作を課されたときに、「こういう振りを入れたいな」と
思いついていたといいます。その後「桜」のテーマを与えられたとき、
入れたかった振りが「あ、桜に合う」と気づいたのです。

花びらみたいな感じでいいかなって

振りを覚えるのは大変じゃなかった?と尋ねると
あたしは、覚えるっていうよりも、踊りたいっていう……」気持ちが
踊らせているのです。そう、自分で考えているのだものね。

こうやって動いたら面白いな。しっかり考えてというより、軽く踊るみたいな感じで。

――そんなふうに考えるのも、苦痛とかではなくて、とにかく
踊ってみたいなと思って」。

話の最後に
間違えても自分しかわからないから」と、いたずらっぽく笑いました

その笑顔がまぶしくて。

これからがますます楽しみな大人の幸胡さんです。
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【劇団員募集中】


studioALMAは、子どもも大人も楽しめる「オリジナルの舞踊劇」
を創作・上演する団体です。

入団要件
・毎週日曜日11〜13時の定期稽古に参加できる方
 場所:西武新宿線「野方」駅より徒歩5分のスタジオ
 ※定期稽古は舞踊稽古が主となります
 ※公演前は稽古が増えます
・演技・舞踊の経験、年齢は問いません
・入団希望者は面談あり

studioALMAのこれまで————
2021年4月〜 俳優のための舞踊教室開催
2021年9月 YouTubeにて映像作品「約束の化石」を無料公開
2022年5月 スタジオアルマの舞踊劇「団長は怒らない -流れ星サーカス団物語-」(作・演出:小泉憲央)公演
2022年9月 舞踊劇団化
2022年11月 全児演公演
2023年3月 スタジオアルマの舞踊劇「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2023年8月 スタジオアルマの舞踊劇「ラヤの夢-流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2024年3月 スタジオアルマ所沢出張公演「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演

ご興味のある方は、studioalma.meteor@gmail.com まで、お気軽にお問い合わせください!

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