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罪悪感と不満の週末

 「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ5回目。してみないとわからないと思って結婚したけど、最初の数年は何かと戦っていた気がします。

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仕事だけの人生なんかじゃない

 すっかり仕事漬けに慣れてしまった私は、そこで得られる達成感にハマっていました。昔は楽しかった前職の同期会も、だんだん退屈に感じるようになり、アラサー女子の婚活話にも興味を持てなくなっていました。

 それでも、仕事だけの人生を生きてるつもりはないと、終電で朝まで営業しているBARへ行き、真夜中にタクシーで帰宅することもありました。別に、酒を飲みたいわけでもなく、誰かと話したいわけでもなく、それは意地みたいなものだったのかもしれません。

 働き方改革が叫ばれる昨今、私のような働き方は、完全ご法度ですが、仕事もめいいっぱい、プライベートもめいいっぱい、電池が切れるまで走り続けたい何かがありました。絶対後悔したくない、言い訳したくない、今しかできないことをやりきりたい。

 でも、それは、本当でしょうか。

どっちつかずの週末

 実のところは、福島でひとりぼっちにさせているパートナーへの後ろめたさを振り切るように、走り続けていたのもしれません。たまに帰る福島の家が、比較的片付いていることに安心しつつ、一人暮らしをしたことがない彼が自分でこさえたと思われる小鍋を見て、胸が痛みました。

 明日は、一緒にご飯を食べよう、天気がよかったらドライブに行こうと思っても、連れて帰ってきたパソコンには書きかけの提案書が私を待っています。とりあえず、今日はゆっくりしよう、明日考えよう。家庭モードに切り替えられるわずかな時間。

 それは楽しい時間のはずが、罪悪感のような気持ちと、何も気にせず思いっきり仕事ができたらどんなに幸せかという不満みたいなものがいつもないまぜになってやってくるときでもあります。

 身体が2つ、いや3つあればいいのにと、本気で思ったりもしました。でも、私みたいな人間が2人も3人もいたらいい迷惑。そんなことを考える暇があるなら、さっさと提案書を仕上げたほうがいい。

 気持ち的にどっちつかずの週末が、しばらく続いていました。

(つづく)

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そのためにも、是非、是非、ご支援お願いします。

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