見出し画像

#33 エッケくんにインタビューしてみた(3)

こんにちは。あっき~です。
このnoteでは身のまわりの音楽をやっているバンドマンやシンガーや音楽に携わる人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。

#33 エッケくんにインタビューしてみた(2)の続きです。

画像1

【エッケくんのスポットライト】
直近のライブ情報はこちら。
あっき~さんも一緒のバンドで出演します。

+ + +

写真(多分藤子君)

主催イベント

エッケ
3年間、主催イベントをやってたんですよ。

あっき~
どこのライブハウスでやってたの?

エッケ
1年ごとに変えてました。
1年目は南堀江Knave。

2015年フライヤー

2年目は中津Vi-code。

2016年フライヤー

3年目は祇園SILVER WINGS。

2017年フライヤー

2015~17年ですね。

あっき~
どんなコンセプトでやってたの?

エッケ
周りのバンドをやってる人たちは、"ヨコ"のつながりがなかったから、「サラダボウルにぶちこんで、混ぜてみたらおもしろいんじゃないか」とか「今まで交流がなかった人が、他にもこんなおもしろい人がいるのを知ってほしい」っていうテンションで、ぼくが色んなジャンルで仲良くなった人たちに声をかけました。
それで、イベントのデザイン面を友だちに任せてたんですけど、宣伝方法を色々そそのかされてやってました。

あっき~
ほう。

エッケ
1年目は「フライヤーをどうやって作ったらいいんやろう」ってツイートしたら、ぼくの画像を使ったコラ画像をアップする人がたくさんいたんですよ。

あっき~
(笑)

エッケ
視聴者参加型の宣伝みたいになってましたけど。
2年目は阪急梅田駅に宣伝用のスペースを借りて、広告を出してました。

エッフェスポスター引き

近くで見ると…

エッフェスポスター接写

あっき~
掲載料はかかるけど、面白くて、記念になる、と(笑)

エッケ
3年目は京都新聞に広告を出しました。

京都新聞引き

近くで見ると…

接写

あっき~
それはTwitterで見たかも。

エッケ
アホなことをやろうぜ、って言って宣伝してました。
新聞の広告を見てライブを観に来た人はいないけど、Twitterで拡散してもらって効果はあったと思います。
後は、宣伝用に同人誌を作ったりとか。

鏡音リンのコスをしたエッケがガイナ立ちする同人誌の表紙

あっき~
音楽をやること以前に「こういうことをやってみたらおもしろいんじゃね?」って思いついたことをやるのが好きなんやね。

エッケ
それはめっちゃ好きです。
根本はお客さんが笑ってくれるか、楽しんでくれるかどうか、ですよね。

あっき~
楽しんでもらえさえすれば、自分が歌わなくても良いっていう感じなのかな。

エッケ
自分が歌わない方が面白いっていう流れがあれば、歌わなくても良いです(笑)
歌は大事ですけど、ライブとしての見せ物として楽しんでもらいたい気持ちもあります。
逆に、超真剣に歌った方が面白い流れなら、真剣に歌うと思います。

ライブと日常のギャップ

あっき~
会って話を聞いてると、めっちゃ真面目よね。
でも、ギャップがすごいやん。

エッケ
言ってることと、やってることのですか(笑)

あっき~
(会って話してる内容と)ライブの言動のギャップがでかいのは何なんやろう、と思って。

エッケ
なんですかね…
ぼく自身はそんなにギャップがあると思ってないんですけど。
でも、ステージで爆発するために、何をしておかないといけないか、っていうのは考えています。
理想は、ライブに向けてめちゃくちゃ練習するんですけど、いざライブがはじまったら、練習したときの内容は忘れたいんですよね。

あっき~
めっちゃストイックやん。

エッケ
Dreamsっていう漫画に出てくる理論を信じてるんですよ。
「打席に立つ前に不安になっていないといけない」っていう話があるんですよ。

あっき~
どういうこと?

エッケ
めっちゃ不安を感じてて、打席に立つ瞬間に覚悟を決めたら、ノルアドレナリンがアドレナリンになっていつも以上に力が発揮できるっていう理論なんですけど。
その理論を信じてるんで、ライブ前にめちゃくちゃ不安になりたいんですよ。

あっき~
ほう。

エッケ
不安になるためには、いい加減な練習じゃ不安になれないんです。
「あれだけ練習したけど、客席のお客さんに(自分のステージを)受け入れてもらえるんだろうか」みたいなテンションじゃないと、不安になれないんですよ。
だから、ライブ前はいっぱい不安のタネを自分に植え付けたいっていう。
で、ステージの幕が開いた瞬間に、覚悟を決めてアドレナリンが出るっていうのを信じてます。

あっき~
なるほどねぇ。

エッケ
だから、真面目ではないんですよね。
ライブで不真面目なことをやるために、真面目に練習してるだけだから。
実際、ライブを観てて、うまいと思う人ってめっちゃ練習してると思うんですよね。

あっき~
それはそうかも。

エッケ
自分自身、楽器がそんなにできるわけじゃないから、楽器を演奏するのが上手なライブを観てもあんまり響かないというか。
それよりかは、ライブでどういうことを伝えたいかが感じられるライブの方が好きなんですよ。

あっき~
そうやね。

エッケ
演奏技術が高いことと、ライブでどういうふうに見せるかっていうのは別ベクトルの話やと思うんですよ。

あっき~
うんうん。
例えば、ドラムでめっちゃ速く叩けることと、ライブでカッコよく見えるかっていうのは別の話よね。

エッケ
相撲で「心技体」っていうじゃないですか。
楽器の演奏も同じ考えやと思っていて、はじめてギターのFコードを弾くときとか、「体」がついてこないじゃないですか。
で、Fコードが弾けるようになっても、押さえ方だったり、弾き方で「技」が必要になってくるし。
「技」が伴ってたとしても、自分が好きな曲を弾いてるとか、どんな気持ちで弾いてるかは「心」の部分に出てくると思うんですよね。
「心技体」が伴った演奏っていうが、ライブでどういうことを伝えたいかが感じられる演奏なのかな、と思います。

あっき~
なるほどなぁ。

エッケ
ライブってお客さんとのコミュニケーションやと思ってて。
音楽を演奏するというより、(お客さんと)しゃべってるみたいな感覚かもしれないです。
ぼくがシンガーとか、地下アイドルのライブに行くのは、再履修なんですよ。
身一つで、お客さんにファンになってもらうためにどうしたら良いか、っていうのはものすごく考えてるのがわかるから。

あっき~
初心忘るべからず、みたいな気持ちで地下アイドルのライブを観てる、と。

エッケ
7割くらいは推しが可愛いと思って観に行ってます(笑)

これからの活動

あっき~
エッケくんの音楽に対する姿勢や考え方が分かった気がするよ。

エッケ
この記事を読んで、「キャー、エッケさん、カッコイイ」と思う女の子がいたらDMください、って書いておいてください(笑)

あっき~
そういうDMが来るといいけど(笑)
でも、SNSでしかエッケくんのことを認識してない人からすると、少しはエッケくんの人となりがわかったんじゃないかな。
じゃあ、最後にこれからやってみたいことなどを教えてください。

エッケ
ボイトレに通って練習してるし、歌の活動をしていきたいです。
バンド以外にも、演劇だったり、歌ってみた動画とか。
ライブに出てない期間が長いから、「エッケさんってボーカルの人なんだ」っていうのが周知できるようにしていきたいです。
ぼくが歌ってるのを観たことがない人も増えてきてるので。

あっき~
自分もドラムを演奏する人って認識がない人もいると思うから、4月に一緒にライブするし、一緒に周知していけたら良いね。
復帰ライブの一発目が4月の「べるふぇす」ということで、良いライブができるように一緒にがんばろう。
今日はありがとうございました。

エッケ
ありがとうございました。

インタビューを終えて

会って話したり、一緒にバンドをやったことがない人って、どうやって人となりを知るかというと、SNSが大部分だと思います。
そういう意味で、SNSでは伝わらないエッケくんの一面が記事にできたし、人となりを知ってもらうというバクスポ向きの人選でした。
この記事を読んで、エッケくんのライブを観た人がどんな感想を持つのかも楽しみです。

フリーザのコスをして野球のユニフォームを着てケーキ食ってる人

+ + +

以上でエッケくんのインタビューは終了となります。

ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回のインタビューに続きますので、今後ともよろしくお願いします。

記事を更新するモチベーションにつながるので、もしよければ感想をいただけると嬉しいです。

この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?