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#18 祇園SILVER WINGS 平井ボスにインタビューしてみた(1)

こんにちは。あっき~です。

このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。

今回は祇園SILVER WINGSの店長、平井ボスにインタビューさせてもらいました。

キャプチャ1

キャプチャ2

以前にもライブハウスやイベントのことを知ってもらうために、ライブハウスのスタッフにインタビューをさせていただきましたが、今回も平常通りのライブイベントが出来ない中で、何か力になることができないかと思い、話を聞かせてもらいました。

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あっき~
今日はお時間いただき、ありがとうございます。
よろしくお願いします。
それと、12周年おめでとうございます。

平井ボス(以下ボス)
ありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。

あっき~
現在の営業は配信ライブか、人数を制限して有観客でのライブって感じですか?

ボス
そうですね。
できるときは、有観客と配信でやってます。
ただ、出演者によってはお客さんを入れたくないって人がいたりすると、配信だけにしたりとか。
逆に、配信はしたくないっていう出演者がいたり。

あっき~
顔を出したくないから配信はNGって人もいますよね。

ボス
そうそう。
配信をしたくない出演者さんがいるときはちょっと相談して、イベントの趣旨を変えたり、それでも折り合いがつかない場合は、別の日に違うイベントで出てもらえるように考えています。

あっき~
「有観客だったら出たい」「有観客だと出たくない」「配信だったら出たい」「配信だと出たくない」っていうように、色んな意見の人がいますよね。

ボス
そうですね。

あっき~
配信のノウハウはあったんですか?

ボス
機材は以前にUstreamで配信したことがあって、そのときに使ってた機材がいくつかあって、そこから新たにカメラやパソコンを買ったりしてます。
今はどこのライブハウスも配信をやってるから、配信のクオリティを競い合うみたいなところがありますね。
やっぱり、生のライブが良いと思うので、配信のクオリティを上げすぎて、「ライブじゃなくて、配信で良いやん」みたいになるのもどうかなと思うけど、今はライブに来たくても来れない人のためにできるだけ良い映像を、と思ってやってます。
ライブハウスによってはカメラをリモートで操作できるようにしてるお店もあるみたい。
スイッチャーでカメラの映像を切り替えたりだとかね。
うちもスイッチャーでカメラを切り替えたりしてみようと思ってるけど、切り替えるのに人手がかかるのがね。
配信の方法は実際にやってみたり、機材を導入してみた結果で考えながらなので、色々試しながらやってる感じです。

あっき~
そうですよね。

祇園SILVER WINGSの生い立ち

あっき~
ここのライブハウスをオープンするに至った経緯を教えてもらえますか。

ボス
どこの会社もリストラをやり出したり、自主退職者を募ったりしてた頃やったんですよ。
それに乗っかるつもりはなかったんやけども、自分自身も納得いく生き方をしてなかったんで。
元々は定年退職した後に、もっとこじんまりしたお店を趣味でやれたら良いかなと思ってたんやけどね。
でもそのときのタイミングで生き方に納得してなかったし、辞めて新しいことをしようかな、と思って。
色々と後押しされる流れもあったんで、2008年の39歳のときに祇園SILVER WINGSをオープンしました。

あっき~
ライブハウスをオープンした当初、音楽活動はされていたんですか?

ボス
週末に活動する社会人バンドで年に4、5回ライブをするくらいの活動をしてたかな。
つながる人たちもみんな社会人バンドが多くて、週末しか活動してないんで、2週間に1度練習したりするような感じでね。
なので、まともにミュージシャンのつながりがない状態でこの店をやりはじめたもんで、最初はものすごく大変やったんですよ。

あっき~
そうですよね。

ボス
てっきり、店をやり出したら出演希望が殺到すると思ってたので、だいぶ簡単に考えてたよね(笑)
当然、出演希望が来ることもなく、一生懸命、自分のつながってる人たちに紹介してしてもらうのを繰り返しながら人脈を増やしていった感じです。
それと、ブッキングマネージャーが入ってくれた事も大きかったですね。
一気に繋がりが増えたから。

あっき~
そうなんですね。
ライブハウスになる前はここは何の建物だったんですか?

ボス
ここはね、元々タイ料理屋さんやったんですよ。
今とは全然違ってね。
入口がガラス張りで、外から中が見通せる店舗やったんですよ。
ステージのところが座敷やって、大人数で宴会するようなね。
楽屋のところがキッチンで。
それを取り壊して今の形になったんですよ。

あっき~
なるほど。
そもそもライブハウスとして音を出しても良い場所だったんですか?

ボス
それもねぇ・・・
ここの契約をして、家賃も払いはじめて、ライブハウスをはじめるっていうのを裏の民家に話しに行ったら、ものすごい怒られて。

あっき~
そうなんですか。

ボス
そこからもっかい計画を考え直して。
防音対策でめちゃくちゃお金がかかってね。
それで、最初は道路に面してるし、1階という立地もあったから、ライブの音を漏れさせた方が良いなと思って。
ライブの音を耳にした通行人がひょっとして観に来てくれるかも、と思ってね。
入口の防音扉を閉めて、表の扉を開けて音漏れさせてライブしてたら、今度は向かいの方から苦情を言われて。

あっき~
そうですよね。
京都のライブハウスって民家の中にどーんと建ってるところがありますよね。
今は騒音の苦情は大丈夫なんですか?

ボス
今は大丈夫。
防音対策をして、騒音の基準に達してないか検査してもらって。

あっき~
そういったトラブルを乗り越えて、出演する人が増えていったんですね。

祇園SILVER WINGSの特長

あっき~
ライブハウスの特長を教えてください。

ボス
ここの特長か・・・
ライブハウスをやろうと思ったときに一番こだわったのは、グランドピアノを出し入れできるようにしたいってところで、ステージの袖から機材を出し入れできるような形の物件にこだわったんよ。
なおかつ、グランドピアノが置けて、楽屋も作れて、出演者が楽屋からステージに入っていけるようにしたいと思って。

あっき~
確かに、そんな形になってますよね。

ボス
その形にこだわったんで、すごく長いこと物件を探したんですよ。
グランドピアノをステージで弾けるっていうのはSILVER WINGSの特長かな。
後はジャンルレスに対応してるってところかな。
ビッグバンドが来たこともあって、30人くらいの人数が演奏したこともあったし。

あっき~
奥行もあるし、ステージが結構広いですよね。
僕が思うのは、お酒もいっぱい置いてますよね。

ボス
お酒の種類は豊富やなぁ。
ライブハウスにしては豊富な方やと思う。

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次回に続きます。


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