"日々作られては誰に聴かれることもない「音楽未満の音楽」を載せて、所感や解説を書き残しておく、というドキュメンテーション、いわば「音の日記」をやってみてもいいかもしれない、と思っ…
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日々生まれては誰に聴かれることもない音楽未満の何かをドキュメントする「音日記」、二回目。 曲が作りたい、となるのはなぜだろう。そしてその欲望は、他人の曲を聴くことによっては満たされない。むしろ聴くことによって増殖しさえするかもしれない。 まあそんなに身構えることはないだろう。でも僕は曲を作るのが怖い。 一度作り始めたら一定の形が確立されるまでは中断できないのではないか。あるいは、今作ったフレーズを、うまく発展させることができずに、諦めてしまうのではないか。イメージや、ありえるフレーズやコード、その組み合わせの可能性だけが増殖して、手に負えないのではないか。 僕はギターやキーボードをやってはいるし、それは曲作りにも活かされているし、そもそも昔はバンドでやるための曲を書いていたりもした。 だけど楽器の練習も最近はあまりできていなくて、そちらにも不安がある。おまけに、一個の楽器だけで曲を作るのならまだしも、パソコンで音を重ねたりする前提で曲を作るとなると、色々手間がかかったりもする。まあ、これに関しては、もっと機材の環境などを整えていく必要があるのだと思う。 今回は、とりあえず、とことん無理をせず、ちょっと頑張ったり頭を使ったりするような動作も排して、音を置き、コピー&ペーストし、切り裂き、引き伸ばし、それをまたコピペし、という風に、ものすごく「雑」にやってみた。 耳で聴いて、悪くなければそれでいい。 意外と、何をやっても音楽になってしまうものだ。 そうやって、抵抗を減らして、次第に、大胆かつ丁寧に、作業を進められるようになれたらいいなと思う。