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ほどくなら目打ち

カタカタカタ..カタ。ミシンを止めて。
よし、きれいに縫えたかな? と広げてみたら...
あれ...? 間違えてる〜! ほどかないと...(涙)


こんなときは、リッパー!
...は、使わないでください。

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うっかりさんはやめておきましょう。
糸を切るだけでなく、勢い余って、生地を裂いてしまうかもしれません。


ほどくなら、目打ちを使うことをおすすめします。
まず、解くところの1目を糸切りバサミで切ります。

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そして、1目おいて2つめの縫い目に目打ちを差し込み、糸を引いてほどく。
これを繰り返していきます。

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ある程度ほどけたら、縫い目を広げて内側からほどいてもよいです。

ほどいた糸が長くなったら、切ってください。その方がスムーズに進みます。
作業をするときは、表裏があれば裏側など、なるべく目立たない方からほどいてくださいね。

そして何より、深呼吸。あわてたり、イライラしたりして、糸や布を強くひっぱらないこと。ほどく時間なんて、振り返れば、大したことないのですよ。

コーヒー淹れて一息ついたり、甘いものを口にしたり、好きな音楽をかけたり。
気分転換してから、ほどく作業にとりかかってください。

たくさん失敗した私が学んだのは、一番面倒そうで一番時間がかかりそうな
目打ちで2目づつほどくのが、結局一番早くてきれいにほどけるということ。
そして、ほどく時間も案外楽しめるということ。

裁縫上手への一歩、お試しください。


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