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わ に注意!

 あれ、ここ、縫い合わせなくていいの? ん....? もしかして、これ....続けて裁つんだった...! 初心者あるある、の裁断のミスです。

 我が家でも、パジャマを作っていた娘が、後身頃を手に「間違えて、2枚に裁っちゃったよ....」と相談に来ました。あらら、どうしようかしらねぇ。

後身頃のパターンは、簡単にすると、こんな感じです。

後身頃_1

娘は生地にパターンをこのように配置して裁断しました。

後身頃_2

なので、後身頃が2枚になってしまったのです。

後身頃_2_1

パターンをよく見ると、後中心にこんな記号があります。
これは、「ここをわにした生地にあてて裁つ」という意味の記号で、わなだち、と言います。

後身頃_1_1

ですから、布をわにしてから、このように配置して裁断すれば良かったのですね。これならパターンに表示されているとおり、「表地1枚」となります。

後身頃_3

後身頃_3_1

さて、裁ってしまった娘のパジャマはどうしましょうか。
生地がたくさんあれば、裁断しなおしてもいいけれど、今回はこのまま生かすことにしましょう。ハサミをいれてしまった後中心にロックミシンをかけます。縫い合わせるには縫い代分が足りないので、レースで継いでみました。
これはこれで、素敵なデザインですよね。

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 パターンには、布に置く向き(地の目線)、裁つ枚数、裁ち方(わなだち)などの情報が書き込まれています。
 布を裁つ前に、パターンを広げてそれらの情報を確認しましょう。私は記号を蛍光ペンでなぞります。うっかり見落とさずに済みます。そして、それらの記号に従って、布に配置してみます。

 「ん、これで大丈夫」と確認できたら初めてハサミを持つようにしましょう。

裁縫上手への道、お試しください。

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