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《ENTREイベントレポ》ノーコードを活用した新規事業開発  -『ノーコード・スタートアッププログラム』セミナー第1回

システムを書かずにソフトウェアを開発できるサービス、ノーコード。

近年、ノーコードツールは目覚ましい進化を遂げ、日本でもトレンドになりつつあります。

事業検証・開発段階での変更が多いスタートアップにとって、ノーコードは非常に親和性の高いツールです。


Studio ENTREは早くからノーコードツールを仮説検証に取り込み、高速でのスクラップ&ビルドを繰り返す手法を研究してきました。

そんなStudio ENTREが主催する『ノーコード・スタートアッププログラム』(*)のセミナー回第1弾が、7/6(火)にオンラインで開催されました。

セミナー回第1弾は、NoCodeユーチューバーのしんじさんによる「ノーコードを活用した新規事業開発」をテーマにした講義。今回はその一部を、イベントレポとしてお届けします!

*…『ノーコード・スタートアッププログラム』…「新規事業開発におけるノーコードツールの活用法」を核とした、ノーコードエンジニアの皆さまに向けた成長性の高い「スタートアップ事業」の立ち上げプログラム。詳しくは下で紹介しています!


1.はじめに

今回のゲストスピーカーは、NoCodeユーチューバーのしんじさん。『NOCODE SCHOOL』というYouTubeチャンネルで、ノーコードの使い方や勉強方法について発信されています! 

しんじさんのTwitterアカウント

しんじさんのYouTubeチャンネル



しんじさんは、まず初めに「ノーコード開発における自分の方向性をはっきりさせる」というお話をされました。

ノーコードで受託開発する場合…人気のツールに重点をおいて、使いこなすことが重要
ノーコードで自社サービス開発…自分のサービス開発に必要なツールを使いこなせるようになることが重要

ノーコード開発ツールには、WebアプリだとBubble、スマホアプリだとAdaloなど、用途別に色々な種類のものがあります。

その中でどれを使いこなせるようにするのかは自分自身の方向性次第。その方向性を間違うと、「自分の受託単価を上げたい」「サービスをつくりたい」といった目標までの最短距離を見失ってしまうことに。

自分の動き方をはっきりさせる必要があるとのことです。

今回は、スタートアップスタジオであるStudio ENTREのイベントということで、ノーコードで自社サービス開発をする人に向けてのお話をしていただきました。


2.新規事業立ち上げで大切な"マインド"

まず、ノーコードで新規事業立ち上げをするときの大前提となる、"マインド"のお話。

これを意識して開発に取り組むのが大切!というポイントをいくつか挙げていただきました。

・目的(解決したい課題、検証したい仮説)をはっきりさせる。そしてそれに適した手段を選ぶ
・WEBサービスのアプリの華々しいニュースを鵜呑みにしない。ソリューション(ノーコード)ありきでWebサービスを立ち上げても、ほとんどの場合失敗する!
・スケールしないことをやる。新規事業はアイデア段階では失敗する確率が極めて高い。勝ち筋を先に見つけることを大切にする。

ノーコードは、あくまで「新規事業開発」という目的の手段だということを忘れないようにしたいですね。


3.MVPをつくる

以上のマインドをしっかり心に刻んだ上で、いよいよ仮説検証。ノーコードでMVPをつくるときのポイントについて解説していただきました。

MVPとは、「Minimum Viable Product=『仮説の検証』のための実用最小限の製品」のこと。

仮説検証段階では、使える時間もコストも限られています。しんじさんによると、そんな中で少しでも早く解に辿りつくために大切なのが、「MVPは"プロダクトの簡易版"ではなく、"仮説検証のプロセスそのもの"と考えること」だそうです。

あくまで手段としてのMVP。MVPをつくる際のポイントは3つありました。

・期間を限定する
・仕様を削る
・MVPに心を奪われない

ユーザーの感情を動かすものをつくる、という目標に対してシンプルに骨組みをつくっていくのが大切ですね。


4.Q&A

日本ではまだトレンド前夜のノーコード。参加者の方から挙がったノーコードに関する質問としんじさんによる回答を、いくつか簡単に紹介します。

Q:ノーコードのサービスを2つ連動させることは可能でしょうか?

A:iPaaSを挟めば、基本は連携できます。ZapierやIntegromatを見てみるといいと思います。

Q:実際の開発の技術選定と同様、ノーコードの選定にもある程度の知識が必要かと思います。選定の勘所を身につけるための学習方針についてお聞きしたいです。

A:やりたいことを英語化する力があればOK。あとは適した単語でGoogleで検索をかけると出てきます。カオスマップなどを見てもいいと思います。


プログラム紹介

7/6(火)にしんじさんにお話していただいたのは、『ノーコード・スタートアッププログラム』の第1回になります。

プログラムのコンセプトは「2か月間の爆速仮説検証」。「新規事業開発におけるノーコードツールの活用法」を核とした、ノーコードエンジニアの皆さまに向けた成長性の高い「スタートアップ事業」の立ち上げプログラムです。


スタートアップスタジオであるStudio ENTREは、ノーコードツールを・どのタイミングで・どの範囲で使うかなどの仮説検証のノウハウを日々積み上げています。

そのノウハウを参加者の方に共有しながら、一緒に新しい事業の可能性を試していきます!


今回は特に「Bubble」を活用して短期間での仮説検証を実際に行っていただきます。(※事業内容により他のツールをお勧めする場合もございます)

7/27までは各専門家にノーコードツールの活用法をお話していただくセミナー回。セミナー回のチケットも個別にお申込み可能です。


後半の事業開発プログラムへのエントリーも、期間中は常に受け付けています。ぜひご参加くださいね。

※7/31 23:59 事業アイディアエントリー締め切りとなります


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