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【NFT特集vol.2】NFT×スポーツの国内外事例3選!

アート・エンタメ業界で注目されている「NFT」について取り上げていく本連載、2回目ともなる今回はNFTの「スポーツ」領域を取り上げます。

前回の記事はこちらから⬇︎

現在コロナ禍で試合や大会が中止されたり、無観客での開催が余儀なくされたりと、スポーツ界へのビジネス上の打撃は甚大なものとなっています。これを救う存在としてNFTが注目を浴びています。


①NFT×バスケトレーディングカード「NBA:NBA TOP SHOT」

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参照元:https://www.sportingnews.com/jp/nba/news/celtics-sign-marcus-smart-to-contract-extension/wusfogwyafgl1duch0kxaowuv

北米で展開する男子プロバスケットボールリーグで知られるNBAは、カナダに本拠を置く「ダッパーラボ」が展開するデジタルカードゲームをNFT化し「NBA TOP SHOT」を販売しました。

これまでもNBAは、選手たちの肖像画やプレイしている姿などをトレーディングカードとして発売してきました。こういったカードは実体のあるグッズでしたが、「NBA Top Shot」では、今までのトレーディングカードをデータ化し、選手がオンコートで見せたハイライトなどの動画がパッケージに封入されています。

近年のデジタルコレクティブを象徴するサービスになっている他、そのデータはマーケットプレイスで売買することも可能です。すでに、封入の少ない人気選手のスーパープレーはファンの間で高額な取引が行われています。

実際に、NBAにおいてキングという愛称で親しまれているレブロン・ジェームズ選手のダンクシュートを題材にしたアニメーション・トレーディングカードは、約553億7000万円以上の売り上げを記録しており、今後に期待されています。

また、最近では、元アメリカ合衆国のバスケットボール選手でバスケットボールの神様とも評されているマイケル・ジョーダンや、得点能力が高く人気があるアメリカ合衆国のバスケットボール選手であるケビン・デュラントなどスポーツエンターテイメント界の大物たちから莫大な金額の出資を受けていることから、ますます発展が期待されます。

参照元:https://basketballking.jp/news/world/nba/20210409/315116.html

②NFT×サッカーチーム「Chiliz&インテルナツィオナーレ・ミラノ:$INTER」

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参照元:https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2016/03/Inter.jpg

スポーツクラブとそのファンをつなぐプロジェクトと、プロジェクトで用いられる仮想通貨として知られているチリーズ(Chiliz)はブロックチェーン技術を活用しプロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができる「Socios.com」を運営しています。

このサービスを使っているプロスポーツチームは、ファントークンを発行することでファンから資金を調達できる仕組みになっています。さらに、ファンがファントークンを購入するとチームが行う投票企画に参加できる権利が得られたり、グッズを手に入れる権利を得たりすることができるようになります。

実際に、いくつかのプロスポーツチームが販売に力を入れ始めていて、例えばインテルナツィオナーレ・ミラノは、販売しているファントークン「$INTER」販売に向け、インテルのユニフォームの前面胸部に「$INTER Fan Token by Socios.com」を掲出するようです。ユニフォームなど、様々な人の目に止まる場所にこのように打ち出していくことは、NFTの認知形成、そして今後のNFTの発展に大きく繋がっていくでしょう。

参照元:https://www.neweconomy.jp/posts/137166

③NFT×マーケットプレイス「Bitski」

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参照元:https://forbesjapan.com/amp/41386

「Bitski」はブランドやクリエイターのために作られたNFTのカスタムストアサービスです。利用者がよりクリエイティブなNFT制作や販売ができるように設計されています。

Bitsukiはスポーツ限定のサービスではありませんが、スポーツ領域で活用が進んでいます。すでに、クエイヴォ、リル・ベイビー、2チェインズ、ジャック・ハーロウという4人の人気ヒップホップ・アーティストが、スポーツメディアのブリーチャー・リポートと手を組み、バスケットボールのデジタルアートNFTコレクションをリリースしました。

彼らは「NBAオールスター・ウイークエンド」のセレブリティ・ゲームにも出場しており、このNFTコレクションは「音楽、カルチャー、スポーツをイノベーションとミックスし、4人それぞれをイメージしたバスケットボール4種類」を売りにしています。

Bitskiは、様々な領域からNFTに手を出すことができるマーケットプレイスになっています。Bitskiのような、マーケットプレイスが発展することでNFTに様々な分野が参戦できるようになっていくでしょう。

参照元:https://forbesjapan.com/amp/41386


NFT×スポーツの事例はいかがでしたでしょうか?

他の領域に比べると、まだまスポーツはNFTが進出していない領域です。 しかし、今後はますます盛り上がっていくことでしょう。             この記事を読んで、よりNFTに興味を持ってもらえたら嬉しいです。


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次回は「NFT×芸術」についてです。
お楽しみに!

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