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【NFT特集vol.1】NFT×フードの国内外事例4選!

最近NFTという言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか。
NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)とは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引されます。

先日、マツコの知らない世界でも、自身のVRアートをNFTオークションで1,300万円で落札されたせきぐちあいみさんが登場。世間でもNFTが着実に知られてきている印象があります。

そこで、StudioENTREでは週1程度でNFTの記事を紹介していきます。
初回となる今回は、特に参入が激化している「フード」領域について取り上げます。

・NFTって何なの?
・食べ物とNFTってどういうことなの?
・美味しいの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ぜひこの記事を読んで、難しいと思われがちなNFTについて、少しでも楽しさや面白さを感じていただけると嬉しいです。


①NFT×寿司 「銀座渡利:SUSHI TOP SHOT」

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参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000079845.html

銀座渡利は、世界で初めて江戸前寿司の包丁さばきなどの職人の所作をデジタル資産「NFT」化した「SUSHI TOP SHOT」を販売しました。

第一弾は「マグロ」「コハダ」「アジ」「カスゴ」「サクラマス」の5種類。入手したNFT作品は、MetaMaskなどの仮想ウォレットに保管され、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで自由に販売したり、誰かにプレゼントとして送ったりもできるそうです。

また、今年7月には「SUSHI TOP SHOT」を、音に文字情報などを埋め込む技術「音響透かし」を使って配布しています。
技術と文化をより多くの人に伝えるためのNFT化の取り組みは、飲食業界のみならず各界で話題を呼びました。

そして、銀座渡利ではさらに新たな技術を活かした斬新な販売方法に挑戦。「所有証明」ができるNFTと「音声透かし」をかけ合わせることで、受け取った人は「確かに聴いた」ことなどを証明できます。

私は「寿司のNFTって何?食べられるの?」と疑問でした。しかし、職人の所作をデジタル資産とすることで、より多くの人に寿司の良さが伝わっていくのだなと思いました。
また、音に乗せてNFTを配布するのは画期的であり、今後新たな「NFT×技術」の組み合わせも見られるのではないかと期待しています。

プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000079845.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000079845.html

銀座渡利公式Twitter:
https://twitter.com/ginzawatari?s=21


②NFT×タコス「大手ファストチェーンタコベル」

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https://rarible.com/tacobell

米大手ファストチェーンタコベルが、今年3月NFTマーケットプレイスのRaribleを通して、5種類のNFTのオークション販売をしました。

今回タコベルから発行されたNFTは、タコスをイメージしたアート作品になっていて、オークションによって得た利益は、全てタコベル財団に寄付されるそうです。
(※タコベル財団の資金は主に16~24際の若者への投資に充てられ、教育とキャリアの確立に使用されています)

またタコベルによって、販売された5種類のNFTは、購入者が再びセカンダリーマーケットへ売却しているものも存在します。
例えば「Transformative Taco」は、0.001ETH(約2ドル)でタコベルから出品され購入された後、現在は11ETH(約2万ドル)で売りに出されているといいます。

二次流通市場において100万倍の値段で出品されており、非常に高い需要があることも知りました。

参照元:https://hedge.guide/news/tacobell-issues-ntf-bc202103.html

タコベルNFT紹介Twitter:https://twitter.com/tacobell/status/1368807880434982912?s=21

③NFT×ピザ 「ピザハットカナダ」

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https://rarible.com/pizzahut?tab=created

ピザハットカナダは、世界初の「非代替ピザ(NFP)」である1ByteFavoritesのデビューを今年3月に発表しました。これはピクセル化されたピザのNFTです。

そして、3月16日から毎日ランチタイムに、ピザハットのお気に入りのレシピの「One 8-bit-style version(8ビットスタイルバージョン)」をオークションにリリースすると宣言。

また、ピザハットのNFTは二次流通市場で5ETH(150万円:2021年3月時点)も価格で高額取引されたそうです。

ピクセル化したピザということで、実際に見てみるとゲームに出てきそうなもので、ペパロニ・マルゲリータ・ハワイアンなどと有名フレーバーが再現されていました。

こちらも二次流通で高額取引されていて、購入された方が今後どう使用されていくのかも気になるところです。

参照元:https://nextmoney.jp/?p=40066

ピザハットNFT紹介Twitter:
https://twitter.com/pizzahutcanada/status/1372206654700322818?s=21


④NFT×ポテトチップス 「プリングルス」

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https://rarible.com/token/0xd07dc4262bcdbf85190c01c996b4c06a461d2430:322068:0x9b6d720354b24a47ed44d159a77accbb059dcf9e?tab=owners


世界的なポテトチップスメーカーのプリングルスは、今年3月、独自の「クリプト・クリスプ味」の限定NFTを50個リリース。通常のポテト缶と同じ値段から落札がスタートし、50個全て完売しました。

ウクライナ人アーティストのVasya Kolotushaがデザインしたもので、金色に輝き、「Mr.P」の眉毛も動く、楽しいプリングルス缶です。

NFTマーケットのRaribleを通じて競売に出されているプリングルスのNFTには、0.31WETH(約6万円:2021年8月確認情報)の値段がつきました。

デジタルならではの動くプリングルス缶で、下記の公式Twitterから見ることができるのですが、とても可愛いデザインになっています。
味わえないけれどプロモーション効果は抜群ではないでしょうか。

参照元:https://front-row.jp/_ct/17439413

プリングルスNFT紹介Twitter:
https://twitter.com/pringles/status/1372242606902673409?s=21


NFT×フードの事例はいかがだったでしょうか。

最先端のことに挑戦し、利益を上げるだけではなく、「うちはこんなことやっているんだよ」と話題性を集め、プロモーションに繋げていく。
各企業の試行錯誤が少し見えた気がします。

これから益々盛り上がりを見せるであろうNFT。
NFT×フードでも新しいサービスが出てくると思うと非常にワクワクします。

NFTにご興味がある方は、こちらからお気軽に問い合わせ下さい!
https://entre.studio/contact


また、Studio ENTREでは、音楽領域のNFTマーケットプレイス『.mura』を10月末へ向けてローンチ準備中。興味ある方はお問い合わせください。



次回は「NFT×スポーツ」についてです。
お楽しみに!


Writer Nanako Yamada

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