アーユルヴェーダ
脈診の名医・サダナンダ先生のご子息、Dr. スクマールの健康診断ワークショップを受けてきた。起きてから水一滴も飲んではいけないというので、朝一番の回にして、6時前に家を出る。こんな早起きは久しぶり。
問診票を書いたあと移動して小さな部屋に入ると、お香の炊かれた煙がふわっと香る。奥ににっこりとやわらかな笑顔の先生が座っていて、向かいには日本語訳、消化器科の日本の医師、案内を担当してくれた方の3人を挟んで、先生の前に座った。
先生はまたニコっと笑い、わたしの左手の脈を3本の指でとりながら、暗号みたいな文字をサラサラと書いていく。かろうじて数字と英語らしき文字も見えるけど内容はさっぱりわからない。
そして会話をしながら診察。あー、これやっぱり英語なのね。でも半分もわからない。目的は自分の身体を知ることなので、聞き取ろうとせずじっと通訳を待つ。ここ5〜10年で起きたこと、子どもの頃にあった症状を聞かれる。そんな前のことも脈だけでわかってしまうのね!という驚き、そして普段あまり自覚していないことも言われてみれば…の連続。
鍼灸は長いことメンテナンスで受けてきたし、ここ数年は漢方薬も取り入れて、自分の身体の調子を整える実験をいろいろしてきた。アーユルヴェーダはまたちょっと違うアプローチ。
体質としては「ヴォータ・カッパ」いわゆる風と火。診察後にアドバイスシートで、どの時間に何を食べたり飲んだりしたら良いかわかる一覧表をもらう。おもしろい。要は消化する機能が落ちてるので、野菜や果物、スパイスから取り出したスープやエキスを飲むということね。
簡単にできそうなこともあれば、毎日はちょっと大変そう、と思うものもある。手取り早いのは、インドへ行って、パンチャカルマ・浄化療法を受けるということ。ここを紹介してくれた友人の話を聞いて、行ってみたいと思っちゃてたところなので、この夏に行ってみるかな〜。
ひとまずはできるところから。ということで、朝一番に飲むためのお湯を沸かそう。
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