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横浜探索🚶‍♀️🍂

すっかり秋めいて絶好のお散歩日和な今日この頃。
横浜で洋館・べーリック・ホールを見学してきました。

イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、昭和5(1930)年に設計されました。第二次世界大戦前まで住宅として使用された後、昭和31(1956)年に遺族より宗教法人カトリック・マリア会に寄贈されました。その後、平成12(2000)年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていました。
現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、設計したのはアメリカ人建築家J.H.モーガンです。モーガンは、山手111番館や山手聖公会、根岸競馬場など数多くの建築物を残しています。約600坪の敷地に建つべーリック・ホールは、スパニッシュスタイルを基調とし、外観は玄関の3連アーチや、クワットレフォイルと呼ばれる小窓、瓦屋根をもつ煙突など、多彩な装飾が施されています。内部も、広いリビングルームやパームルーム、アルコーブや化粧張り組天井が特徴のダイニングルーム、白と黒のタイル張りの床、玄関や階段のアイアンワーク、また子息の部屋の壁はフレスコ技法を用いて復原されていることなど、建築学的にも価値のある建物です。

引用:https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/Berrick-Hall/

見学ができるだけでなく、展示やイベントの会場としても使用されているようで、この日もホールには椅子がセッティングされていました。正面左手にあるサンルームも素敵。
※写真はありませんが、ホール以外のエリアも見学できます

1930年当時はスパニッシュ様式が流行していたそうで、都内で言うと、新宿区にある小笠原伯爵邸も同様式のようです。半円のアーチ状にあしらいや、大きな窓がムードたっぷり。赤茶色と緑色の柔らかなコントラストに暖色の明かりが加わって、豪華さがありながらも邸宅らしい落ち着いた印象の空間でした。

お昼はベーリックホールから徒歩5分ほどの場所にある、エリスマン邸内のカフェへ。

香蘭社のティーカップと手描きの絵皿でいただきました🍝
器の良い食事は豊かな食事だなあと噛み締めながら、景色とゆったりとした空気感を味わえる素敵なお店でした。

これから、あっという間に寒くなって長い冬が始まるので、今のうちにたくさん散歩しなければ。おすすめのお散歩ルートがあればぜひ教えてください。

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