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本編の前に始まりそうってなってから、もうひとくだりあるよね。


2024年5月17日

私は映画を観ることが好きだ。
映画館で観るのが一番だが、
近頃は配信限定の作品も多く、家で観る機会も増えた。

映画館へは基本ひとりで行く。

映画を観に行く友達がいないのは事実だが、
一緒に観にいく友達が欲しいとは思わない。
楽しい時間は誰かと共有するべきという考えには同意するが、
映画を観た後に何かをすぐに話さなくてはならないのは、とても辛く感じる。
観ている途中に、帰りの会話について考えてしまって、映画に集中できない。

というわけで、私は面白いと思った映画の感想を誰にも言わず、ただただ顔も知らない、会ったことのない人の感想とすり合わせる日々を送っている。

しかし、最近、友人たちと映画について話す機会ができた。
同じ班の友人と現在公開している映画について情報交換を行なっている。
「あの映画が面白い」
「あの映画の予告観た?」
「今週、この映画観るよ」
観た映画の感想をアウトプットする場ができたのだ。
一緒に映画館に行かなくても、同じ作品さえ観ていれば、会話が成り立つ。
このことは、私にとって驚きであった。
時間が経てば、私も映画を咀嚼でき、言いたいことができる。
それを相手と共有することで、作品に違う咀嚼の仕方があることを知れる。
同じ時や場所を共有しなくても、私たちは同じ作品を観ている。

明日、おすすめされた映画を観に行く。
しっかり楽しんで、感じたものをみんなの元へ持っていこうと思う。

もう、私は一人で映画を観なくてよい。

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