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骨格目線から見た、浮腫みの攻略法

浮腫みについての質問は定期的に頂いていたけれど
これまで浮腫みの対処法について発信するのは
気が引けていた。

それは義母が生前、
脚の浮腫みをはじめ、全身の浮腫みがあったのを今も鮮明に覚えているからだと思う。

浮腫みは、骨格構造だけでなく内臓疾患からも起こり得るものだから、慢性的に浮腫みで悩んでる人はまず服用している薬の副作用や腎機能などに問題ないかチェックアップして欲しい。

★浮腫みの主な原因★
・心機能が低下することで血液循環が低下している。
・腎機能が低下することで体内の水分を排出する機能が低下している。
・栄養不足によるもの
・リンパや血管に詰まりなどの問題がある
・長時間フライトなど、長時間の同じ姿勢

※特に、片脚だけ浮腫むのが気になる、という方は片側の血管やリンパの問題がある可能性があるので、骨格メソッドを試される前に専門医に診てもらうことをおすすめする。

骨格メソッドはあくまでボディメイクのメソッドなので、ここでは疾患などがないことを前提に骨格目線での浮腫み改善のヒントを少しシェアしたい。

対面セッション(施術)を担当させて頂いているクライアントさんから浮腫みが気にならなくなったとの報告を頂くことは多いけれど、

その理由は「呼吸の質」が改善されたことが
大きいと思う。

骨格ボディメイクは主に
✔︎胸椎(胸部の脊柱)
✔︎肋骨
✔︎呼吸筋
にアプローチすることが多い。

呼吸筋の一番大きなものは【横隔膜】であり
胸郭下部の内側、360°にべったりと張り付いて位置していることから
「胸椎」「肋骨」のアライメント異常や可動域に制限がかかると
この【横隔膜】の動きも制限されることになる。

【横隔膜】の動きが制限されると
呼吸の質が落ちるのはイメージしやすいが
私は【横隔膜】の動きが制限されると「心機能」も少なからず低下すると考えている。

それは心臓は横隔膜の上に位置し、心臓を包む「心膜」と【横隔膜】はビッタリとくっついているため

【横隔膜】の動きが制限されたり、硬くなるとと心臓の機能にも少なからず影響があるだろうな、と推測できるからだ。

横隔膜と心膜はビッタリくっついている

私自身
中学生の頃から健康診断で引っかかっていた「不整脈」も
骨格メソッドを始める前、少なくとも5年は定期的に起こっていた「動悸」も

現在ではほとんど気になることがないのは
骨格ボディメイクに基づく骨格構造へのアプローチにより
横隔膜の動きが改善したことが関係してるのでは?と密かに思っている。

心機能が低下すると全身の血液循環が悪くなり、結果浮腫みに繋がることもある。
脚などの末端が浮腫みやすいのはいうまでもない。

浮腫み改善のために
身体を温める食材(生姜など)を摂ってみたり
レッグウォーマーや腹巻きなどで
身体を冷やさない工夫をしていた時期もあったけれど

結局、外側からのケアはその場しのぎに過ぎないことを経験済みで

インドと日本、時に気温差20度間の移動を経験している私としては
いくら外側から温めてみたって
「身体の芯から冷える」感覚や浮腫みは避けれなった。

体温調節を司るのは自律神経で
自律神経が通る「背骨」の動きと

血液循環と関係すると心臓と隣接する
【横隔膜】の働きを改善し呼吸の質を上げる

この2つが
わたしが考える真の「インナーケア」であり
それを3年半続けた現在

度々漢方の先生を困らせていた
極度の冷え性も浮腫みも
現在は全く気にならないまでになった。

定期的に服用していた利尿薬や体内に蓄積された水分を減らす漢方薬も、もう2年半以上飲んでいない。

特記する健康上の問題がなく
美容目的として浮腫みの改善を目指す方は
まず、背骨(胸椎)と肋骨のアプローチから始めることをお勧めしたい。

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