見出し画像

風邪と侮るなかれ!今年の冬はコロナとインフルエンザに気をつけろ!初期症状の比較から見る予防対策!

(過去に投稿した記事となります。)

コロナは発熱、インフルは咳からを目安に、風邪かなと感じたら、早めに病院へ行き、医者へ症状を申告しよう。

 暦では秋なのだが、めっぽう寒くなり体感では冬がもうやってきているのではないかと思うこの頃。
今ではお馴染みになったマスク姿に、最近は咳や鼻水をすする音などが日常や通勤の電車の中などで度々と見受けられる。
これらの症状は一括りに風邪として軽く見過ごされていたが、今年からはそういう訳にもいかない。
去年までは日本に存在しなかったコロナウイルス(COVID-19)に、毎年冬になると恒例のように流行るとされるインフルエンザなど、どのウイルスにかかって風邪になったのか判断しづらく、ウイルスによってはパンデミックや死亡率、後遺症という観点から脅威は拭えない。

 ここではどのウイルスに感染し、初期症状が出たのかを紹介する。
あくまでも目安なので、症状が出た場合、自身で病気を決めつけず、かかりつけの医者に症状を伝えて、処方箋やPCR検査の有無などの判断を仰いでもらいたい。

そもそも風邪とはどのような病気だろうか。

 風邪(正式名称: 風邪症候群)は、鼻やのど(上気道)に炎症が急速なスピードで発症する病気であり、症状は局所部ではくしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、声がれなどで、全身になると発熱、頭痛、関節痛、さらに嘔吐、下痢、腹痛などが現れる。
主な原因はウイルス感染であり、それ以外では細菌などとされている。

 次にどの症状がどのウイルスに感染したか判断しうるのだろうか。

 科学、技術、医学分野の研究成果を取り扱う学術出版社Frontiers in Public Healthの2020年8月に公開された論文"Modeling the Onset of Symptoms of COVID-19"では、次のような研究が行われた。
コロナウイルス、インフルエンザウイルス、コロナウイルスの原種となる過去に世界流行したSARSと中東で猛威をふるったMARSの感染者 合計60000の臨床観察を元に統計学を用いて、代表的な症状4種(発熱、咳、吐き気、下痢)がどのような順序で発症しやすいのかを調べ、まとめている。
結果は、初期症状として出る可能性が高いのは、コロナウイルス、SARS、MARSは発熱から、インフルエンザは咳からとウイルス種によって違いがあると特徴づけた。

これから肌寒く乾燥した季節が到来する。
もし風邪の症状が出た場合、口酸っぱく言うようだが、自身で病気を決めつけず、かかりつけの医者に症状を伝えて、処方箋を貰おう。
一人一人の行動がパンデミックという未曾有の感染を食い止めるのを忘れないでいただきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?