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ネコフェス2021本祭 ライブレポ その1

 6月26日(土)から6月28日(月)にかけて神戸で、ネコフェス2021が有観客ライブとして開催されたので、行ってきました。

 今年で8回目となり、昔はライブハウス7会場にアーティストを呼び、観客たちが観に行きたいと思った会場に訪れる方式でした。
しかし、去年は配信のみ、今年はコロナ感染防止の面から規模を縮小し、前夜祭と後夜祭などを合わせて、計5会場で3日間にわけ、プラス配信というスタイルでした。


 私が訪れたのは、本祭のCHICKEN GEORGEと後夜祭のART HOUSE。

 特に印象深かった、本祭のSound Scheduleと後夜祭のレポートをお届けします。


年に2回だけ拝めれる尊き推したち

「リハを始めます」

 各々がセッティングを終わらせ、ボーカルの一言で始まる、配信にない醍醐味。

"あなたの元へ届け 愛の歌"

 リハーサルはサビから始まるあの"言葉探し"だ。
いきなりテンションをあげるわけでもなく、大人でしっとりとした音に、こういう時も手を抜かず、全力でプレーをする姿を見ると、自然と観客たちはリズムを刻みだす。

 演奏が終わると、ぼそっと「バンドをしてよかった」の一言にずしっと歴史という重みがあるかのようだ。
そして、PAに何も言わずに控え室に戻るのが、職人めいたサウスケらしい一面だ。


『KudakeNeko Rock Festival Next Artist is ... "Sound Schedule"』


 本番ではうってかわり、代表曲の"ピーターパンシンドローム"と"言葉以上に"の連続コンボに、会場全体が揺れ動くぐらいボルテージはマックスに。

 MCではドラム川原さんから、ボーカル&ギターの大石さんは仕事が大忙しいらしいとの告げ口情報が。
どうやらもう1つのアイコン おしゃべりくそ眼鏡ことカタカナ名義のオーイシマサヨシ業に、作家業と忙しい日々を過ごしているようだ。
しかし、原点は今年20周年を迎えるSound Scheduleなのを忘れてはならない。

 続いてはデビュー曲"吠える犬と君"と解散する少し昔に発売された"スペシャルナンバー"。
直走ってきたのに、どこかに影が見え、脆く"ゼロにしたい"という葛藤が詰め込まれているようで、少し胸が締め付けられる感情に駆り立てられてしまった。

 最後は、現 兵庫県立大学、神戸商科大学の軽音部の部室で作った"イマココニアルモノ"。
一度、三者三様の人生を歩んだからこそ、再び集まって、程よい距離感で奏でられる…いや、逆にこちらから奏でてくれて、ありがとうございますと大声で言いたくなるぐらいの気持ちになった。

 次は秋の収穫祭でお目にかかれる、もしくは20周年記念として企画が建てられているかもしれないので、気になる方はTwitter等でチェックだ。

その2では、翌日の後夜祭レポをお届けする。

…続く。

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