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感想:シリア拘束 安田純平の40か月(扶桑社)

『シリア拘束 安田純平の40か月』(扶桑社)を先日の講演の時に購入。

安田純平氏講演会@専修大学(先日の講演の様子)

2015年6月に取材のためシリアに入国し、武装勢力に40か月間拘束され2018年10月に解放されたフリージャーナリスト・安田純平。
帰国後の11月2日、日本記者クラブ2時間40分にわたる会見を行い、拘束から解放までの体験を事細かに語った。その会見と質疑応答を全文収録。
また、本人によるキーワード解説を加え、年表や地図、写真なども加え、さらにわかりやすく説明。
巻末の独占インタビューでは、会見後に沸き起こった疑問点にも答える。

分厚くはないので、持ち運びがしやすいし、いつでも読める本。

2015年6月に取材のためシリアに入国してから、安田さんがどのようにして過ごされていたのか、わかりやすく書かれている。

私だったら、拘束されたら、パニックになって泣いてしまうだろう。
とてもじゃないが、耐えられないと思う。

『イスラム教についてよく勉強しないと誤解することもあるのではないかという気がしました。イスラム教を嫌いになるということはまったくありません。もっと勉強したいなと考えています。』

非常に大変な目にあったのに、その言葉は、私にとっては嬉しかった。

安田さんの言葉の一つ一つが重く感じる本だと思う。

買って後悔はしない本だと思うし、読んだことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。


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