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ブランドの統一感

ブランドと聞くとみなさまはどのようなものを思い返しますか?
私が真っ先に思いついたのは車のメーカーでした。

というのも私はずーっとBMWが好きで乗り継いでいるのですが、先日ベンツを試乗する機会がありまして、車の挙動やスピードの出方、アクセルやブレーキ、サスペンション、どれをとってもBMWとは違いました。つまりはBMWはBMWの哲学を車に落とし込んでいて、ベンツはベンツの哲学を車に落とし込んでいる。その哲学が車を通して乗り手に伝わるという素晴らしい体験をしました。(かなりマニアックです笑)

ですが、その哲学が商品にしっかりと伝わっていることに加えて、店舗の佇まいや高級感、セールスマンの丁寧な接客、受付の方の居住まいなどがその哲学をきちんと表現しているからこそのその商品の価値なのです。

わかりやすい例で例えるとディズニーリゾート。
ディズニーリゾートは入場する際に音が鳴るのをみなさん知っていますか?あれはティンカーベルがピーターパンに魔法をかけるときの音です。
中に入るとそれぞれの区画によって映画の中の音楽が流れているのですが、その音楽の繋ぎ目を感じないよう緻密に音響が計算されています。
アトラクションのキャストは誰一人として嫌な顔一つせず、その世界観を忠実に再現しています。

つまり自身の作り上げたブランド哲学を施設で表現し、細部まで演出にこだわり、かつスタッフがあなたの作り上げたブランドをリスペクトすることが統一感に繋がるのではと私は考えています。

例えば動物病院であれば最高責任者のブランド哲学がどのようなものかを明確に定義し、それを設備等に落とし込み、スタッフはその哲学に賛同する人員を揃えなければなりません。

専門医であれば自分のブランド哲学を崩さないようにある意味自分自身を演出しなければなりません。

勤務医であれば自院のブランド哲学を学び、それをリスペクトしつつ自身を演出することも必要になるかと思います。

ブランドの統一感は、
・施設
・演出
・ブランドへのリスペクト
の3要素が揃っていないとなかなか達成できるものではありません。

ですので、ぜひ今一度病院の、もしくは個人のブランド哲学から考えてみて、それを人に簡潔に話せるようにしてみましょう。
きっと自分の進みたい、進むべき道がパッと明確になるかもしれませんね。

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