愛とためらいの哲学

『嫌われる勇気』

『幸せになる勇気』

皆さんが見たこと読んだことがある作品ではないでしょうか。

私も上記2作は、生涯読んだ本の中でいい影響を与えてくれた本日トップ10には入る作品です。

そして今回紹介する

愛とためらいの哲学も同じ作者です。

私は、随分前に読んだ本ですが時々見返します。

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内容の要約

本書では、まず、なぜあなたの恋愛が幸せをもたらさないのか、どこに問題があるのかを探ります。次に、結婚し、さらに子どもが生まれた時に直面する困難について見ます。そしてその後、人を愛するというのはどういうことなのかを明らかにした上で、最後に、具体的に人を愛する時にどうすればいいのかを考えます。  やがて見るように愛は対象の問題ではありません。つまり、誰と出会い、誰を愛するかというよりも、いかに愛するかを考えなければならないという意味で技術の問題だと私は考えています。したがって、男女の恋愛のことだけを念頭に置いて論じるつもりはありません。  私の専門はもともと古代ギリシア哲学ですが、プラトンの対話篇で論じられる愛は同性愛です。愛は対象ではなく技術、愛し方こそ問題なので、異性愛、同性愛といった愛する対象による区別は問題にならないのです。  恋愛は、相手さえいればいいというような安直なものではありませんし、出会いがあってもうまくいかず、別れることになってしまうこともあります。関係を持続させるには努力が必要です。それでも、この努力は二人の関係をよくするための努力なのですから、喜びのための努力といえます。  当然のことながら、恋愛は若い人だけの特権ではありません。長く生活を共にしている人であっても、恋愛を過去の一回きりのエピソードにしてはいけません。若い人だけでなく、あらゆる年代の人が、二人の関係を今よりもよいものにするためのヒントをつかんでくださったら嬉しいです。

このご時世で

愛の形=結婚

が成り立たなくなっていく気がします。

生き方や幸せの形が多様化する中で

また、愛の形=結婚も今までの人の思い込みからくる価値観だったのかもしれません。

そしてこの物語の中では、愛には形がない。   愛は『活動』であり『過程』だから持つことは出来ない。人は愛を持てるものと勘違いし、所有に変わった時点で努力をしなくなる。

愛するという行為があるだけなのに、それとは別に愛というものがあるかのように考える事が問題。 行動や過程を持つことは、出来ない。ただ『経験』されるだけ。

愛は、持つことが出来ないから一度誰かを愛したからといって、それで終わりにはならない。愛はそのまま保たれるわけではない。愛には更新していく努力が必要不可欠。

だからこそ、パートナーや周りの不平不満を考えるよりも自分の考え方を振り返ってみる時間も大切ではないですか?

そして愛とは、自分の欲求を満たす為の道具ではない。気づかないうちに相手を所有物化してませんか? 自分のエゴや自己中心的な考え方で

『仕事と私どっちが大事なの?』

比較するものでは無いと思います。       大切にする仕方は、人それぞれ異なります。

両親や育つ環境が違うように

ですが、先走る感情のままに相手をコントロールしようとしてしまう。自分が気づかないうちに

それが結果、自分も相手も傷つけてしまう道になるとしても

そして『結婚』をしても相手は自分の一部ではありません。相手を人として尊重することは大切なことだと思います。

どんな事と向き合うにしても『後悔しない道を選ぶ』

それがとても大切な気がします。

そして様々な哲学者がいますが、たくさんの情報と出会う中で自分の正解を探す。

私は、そんな生き方をする為に本を読みます🙋‍♀️  気になる方は、本を読んでみてください〜独自の解釈があるはずなので発信してみるのも面白いかもしれません。

by強め女子会

HP: http://tsuyomejyoshi.com




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