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<イントロダクション>
映画興行収入38.5億円を記録した超ヒット作『告白』の原作者・湊かなえが作家を辞す覚悟で執筆し、累計発行部数100万部を突破した衝撃的問題作『母性』(新潮文庫刊)がついに映画化。
ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田恵梨香と永野芽郁。
事件はなぜ起きたのか?真相を紐解くキーワードは「母性」。
母と娘の食い違う証言に、観客=あなたは大いに揺さぶられる事でしょう。
12月18日@109シネマズ川崎
湊かなえ好きで良く本も読んでますが、
映画としては、告白、贖罪・白ゆき姫殺人事件に続く4作品目。
見応えのある作品で、最後まで飽きることなく見ることができた。
無償の愛と有償の愛。そもそも愛とは何なのか?母性とは何なのか?
無償の愛を与えつつける母、その愛に応え続ける娘。
母の愛は本当に無償の愛なのか?
この物語のキーパーソンは、大地真央演じる「ルミ子の実母」ではないのか?
実母の理想な娘を「作品」として作り上げている狂気を感じ取ることができる。
理想の娘を演じ続けるルミ子。
自分の娘にも自分と同じことを強いるルミ子。
それを受け入れよいうと頑張るが母との確執を感じてしまう清佳。
語られないところをどう読み解くかは、視聴者に委ねられる何とも見応えのある作品だ。
キャストも最高で、この4名がズバリはまっていた。
中でも戸田恵梨香の演技力は光っていたと思う。
セリフのない箇所の表情が
戸田恵梨香の演技力が輝いていた。
表情から汲み取れる心情の表し方が絶妙で惹きつけられた。
物語が一人称で進んでいき、後半になるまで娘の名前が一言も出てこない演出も良かった。
是非みんなに見てもらって感想を聞いてみたいと思った。
( Y.N )
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