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大砲の撃ちすぎの後遺症

後遺症

私は耳の聞こえが悪い。

会社の健康診断でも看護師さんに
ボタン押して下さいと毎回言われる。

わたしの耳が聞こえづらくなった原因は
2度心当たりがある。

射撃検定

細かい詳細は控えるが
かなり遠いところから
的に向かって撃つものだ。

私は射撃がとても苦手でいつも
運試しくらいの気持ちで
撃っていたのはここだけの話だ。

あれは部隊に配属されてからだった。

射撃検定の場所に到着し
射撃に必要な道具を
準備している時に気づいたのだ。

耳栓がないことに…

まずいな…
そう思いながらも私は言い出せなかった。
元来こういったときに
言い出せないタイプだからだ。

ただこの時は耳栓なしで撃つと
どうなるかを知らなかったから
まあいいかぐらいに思っていた。

その為思い出せないがなにか適当に
耳に詰めて撃った記憶がある。

「パンッ!」「パンッ!」

無事射撃検定が終わると何やらおかしい。

周囲の音が聞こえないのだ…
結論その後1週間ほど
まともに音が聞こえない日々を過ごした。

私はその後1週間の間上司から
話しかけられても無視し続けた。

大砲実弾射撃

私は大砲を撃つ部隊に配属された。
正直希望していた部隊ではなかった。

元々希望していたのは戦車部隊だ。
そもそも武器などに全くの興味がないのだが
唯一知っていたのが戦車だからだ。

戦車に乗ってるって言えたら
カッコいいかなくらいで希望した。

結局大砲部隊に配属されてしまったのだ。

頻繁に訓練があるわけではないが
定期的に実弾を撃つ訓練がある。

一般の方は大砲を撃つ時
耳栓すると思う方も多いと思います。

ちなみに耳栓はしません…

なぜしないかというと
号令が聞こえなくなってしまうからだ。
号令が聞こえなければ大きなミスに繋がる。

たしかにベテランの人に
なればなるほど耳が遠い。

私は4年間自衛官として働いたが
未だに健康診断の時の聴力検査で
音が鳴ったら押してくださいと言われて
少し押すのが遅れてしまう為
大体聴力に問題ありになってしまう。

現職で仕事中に聞き取れない時は
大砲の撃ちすぎで聞こえません!
というのが私の鉄板ネタである。

聞こえづらいのは辛い部分もありますが
それを笑いに変えることで、楽になりました。

読んでいただきありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。

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