一流のリーダーは、叱ったあとのフォローを大事にする
人には3つの脳の進化があったらしい。
核となるのは脳幹と呼ばれる脳であり、どの生き物にもある単に生きる行動をとる脳。
続いて犬猫でもある怒るという指令を出せる脳がある。
そして人だけに備わっている大脳という脳。これは他の生き物には無い理性的な行動を取れるのが特徴。
つまり獣でも怒ることはできるが、理性的な対応ができるのは人だからこそ。
怒ることもあるだろうがこのことを、いつも頭においてほしいものだ。
今回は、そんな大脳を持つ人だからこそフォローできるという話。
冷静に考えて叱る
部下を持つからには、時には叱らなければいけない時もあるだろう。
僕も、撮影の仕事では何百人というアシスタントでついてくれる人を育てる意味でも叱るということをやってきた。
しかし、いつも頭にあったのは、叱った後どうするかということ。
自分も数々叱られてきたが、叱られながらもこの人の叱り方はいいなとか、それはないだろと思うことも多々あった。
だから、叱られながらも学んだことを実践しているのだ。
うまい人というものは、戦のあとまでちゃんと考えている。
頭ごなしで、人格まで否定するようなタイプ。
これが一番始末に置けない。
まさに人間の大脳で考えていないのだ。
後味を残さないようにするにはどうするか工夫するようにしなくてはいけない。
部下も人間であり、叱られてプライドも傷つくこともあるだろうし、やる気をなくすこともあるだろう。
きちんとケアしながら導いていかないと、部下は成長しないばかりか、間違った叱り方を学ぶことにもなりかねない。
否定して肯定する
怒るということで思い出すのは、プロ野球の星野仙一さんではないだろうか?
中日、阪神、楽天と常に弱いと言われるチームに身を置き結果を出してきたのは、やはり起こり方の天才じゃないかと思うのだ。
試合中にものすごい顔をしてベンチから飛び出す姿は、傍目から見ていても恐ろしいが、あれだけ人から怒っておいても慕われるというのは不思議でしかない。
怒りまくりながら、最後にふと笑顔を見せるという人に出会ったことがあるが、愛情のある怒り方をしている人は、怒られながらも繋がりが強くなるような気がする。
否定されているのに笑顔で肯定される。
これは数々怒られてきたからこそ発見できた僕の財産かもしれない。
部下に謝る人の器を持つ
上司、経営者とて人の子である。
時には間違うこともあるでしょう。
僕の尊敬する人は、間違っていたらすぐに謝ったものだ。
しかし、言い訳に終始する人もまたいるが、実に見苦しい。
正々堂々と、真正直生きていないと、どこかで偽物に見えてくる。
信頼される上司になるためには、詫びる方法も心得ておく必要があるだろう。
相手を見て叱る
誰かれ構わず、喚いている人いませんか?
吠えることは、犬でもする。
人間には大脳があるのです。
気持ちを込めて叱ることができるのです。
どの人にも同じように吠える。
最近ではあおり運転の人なんてそうでしょう。
反面教師にしたいものです。
ある人の怒り方は、この人はここだけ分かればいいという怒り方であり
また別の人には、筋立ててやるということを見たことがあるが、上手いと思った。
いいお手本をしっかり見るという目利きにもなっていかないといけません。
的確なアフターフォロー
僕の友人で、一生涯建てた家のアフターフォローするという社長さんがいるが、きちんとフォローできない人に上司の資格はない。
どんな時にも相手を本質的に肯定し、相手の能力を評価し、もっと輝いてもらおうと愛を持って関わるから人に通じるのだと思う。
偉いさんは役職だけが偉いのではダメなのだ、人格も高めていく必要がある。
しかし、残念なことに偉いさんたちは本も読まない。
忙しいと、自ら日々学ぶ行為を捨てて、単に経済活動を行っている。
ただ働くというのは、動物が狩りをして働くようなもので、人は理性的に働く必要がある。
日々、教養も高め、人格的にも高まるところに的確なアフターフォローができるのではないかと思うのである。
最後に
脳についての本を何冊も読むと、この辺の理屈がとてもよくわかるので、1冊とは言わず、5冊ほど読んでみてください。
最後までお付き合いありがとうございました。
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