寅さん観察日記#8「寅次郎恋歌」

第8作 1971年12月29日 男はつらいよ 寅次郎恋歌

とらやの近所に出来た喫茶店のママさん(池内淳子)に恋をしちゃう話。
ここまでの作品の中では一番結婚に近づいたと思うんだけど、何で旅立っちゃったのかな。
自分で近づいておきながら!と若干のモヤモヤ。切ないと言えば切ない話。悪い男と言えば悪い男の話。
喫茶店の風景がいいなぁ。とらやの風景を見慣れちゃったから、なんだか見てるこちらもドキドキする空間だ。

この作品公開の数ヶ月後においちゃん役の森川信さんが急逝されたようだ。
森川信さん、自らの演劇一座を持ち、かつては岸井明さんとコンビも組んだとの事。
昭和初期の喜劇界の大スターだったんだなぁ。筆者が小さい頃に記憶にあるおいちゃんは、この方でした。
名ゼリフ「しらねぇよ~」とか「バカだねぇ、ほんとバカだねぇ。」とか、最高です。
おいちゃんがこの人で寅さんの面白さが倍増してました。
ありがとう、おいちゃん。

マドンナ:池内淳子
ロケ地:岡山・高橋?
主題歌:キーG。歌詞パターン1

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【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。

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