寅さん観察日記#7「奮闘篇」

第7作 1971年4月28日男はつらいよ 奮闘篇

寅さんの産みの親(ミヤコ蝶々)がチラリと再登場。遡ってみると第2作以来の登場か。
田中邦衛さんも登場し、名優揃い踏み。

寅さん、少し頭の弱い少女に恋をしてしまい‥。今ならできない表現てんこ盛り。よくぞピー音無しで放送した。
(良い悪いは別にして、作られたものは当時のまま放送するのが良いと前々から思っている。)

寅の帰宅からの喧嘩シーンも少しマンネリ気味に。
寅さんをネタにおいちゃん、おばちゃん、さくらが談笑している所にひょっこり帰ってきて、やいやい俺の悪口言ってやがんだろう、と始まる。
ニコニコ入ってくれば幸せなシーンなのにな。寅の喧嘩っぱやさに食傷気味になってくる。
いつまでこれが黄金パターンとして残るのか。どこかで変化があるのか。
だんだん気になってきた。

さくらの貫禄がすっかり板についてて良い。

ラーメンが一杯80円だ。
この7,8年後くらいから筆者は物心が付き始め、スガキヤが140円?160円?くらいだった気がする。
まだまだ物価が上がっていく最中なんだなぁ。

マドンナ:榊原るみ
ロケ地:沼津駅、青森津軽
主題歌:キーG
♪どうせおいらはヤクザな男~
(「兄貴」が「男」になっている。歌い間違えか?あるいは歌詞を変えようとしたのか。あとはパターン1と同じ)

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【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。

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